今日は2ヵ月ぶりの内科検診。2年ほど前、首や腰の手術をしたとき血糖値が高く、整形外科の医師から内科の受診を勧められた。
そのとき内科の医師からは、この数字なら治療をする必要はないと言われたが、あれよあれよという間に血糖値も血圧も高めになってしまった。そういう年齢だったということなのだろうか。
薬を飲んでいるが、思ったようには数字は下がらない。医師はこの数字なら問題ないでしょうと言ってくれるが、薬を飲んでの問題なしでは少し残念である。
我が家は自営業であったので年金額が低い。そのため高齢者医療保険の負担が1割で済んでいる。有難いことである。
それでも7月の大腸カメラでは1万5千円ほどかかった。ポリープは1個取って何円ということだから、10個もとったということなので、安くしてくれというわけにもいかない。3割負担であれば4万5千円。大変な金額である。
高齢者になると病院通いばかりになると聞かされていたが、自分には関係のないことと思っていた。人生は甘くない。
介護現場で高齢者の財産が狙われるトラブルが後を絶たないという。
弁護士や司法書士が、高齢者の財産管理の立場を悪用して横領する事件をよく聞くが、この話はそういうことではないらしい。
介護施設の職員たちが、管理の名目で不正を働いたり、身の回りを世話する立場を悪用して高齢者の財産を勝手に使いこんでいるというのだ。
高齢者の財産を勝手に使い込むことは「経済的虐待」と定義されるそうだ。>
別に定義しなくてもいいと思うが、役所というところは何事も定義しないと始まらないところである。
その役所である厚生労働省によると、この2、3年で経済的虐待が急増しているという。
数千万円の単位で入居者の預金などが無断で引き出されることが多いらしい。しかも横領者は施設の運用会社の社長であったり、有料老人ホームの施設長だったりする。
そんなことがあっていいのかと思うが、一番こういうことをやりやすい人がやっている。社長であり施設長だから品行方正であるということはない。
私設の介護施設は役所の許可を得れば誰でも開業できるものなのか正確なことは知らないが、介護制度発足の頃、そんな話もあったような気もする。
その頃ある介護施設の設立に関する仕事を請け負ったが、その経営者は見るからに水商売風の女性であった。
あの時点で、介護の仕事は儲かるという雰囲気があった。目ざとい水商売の女性が目をつけたというところだ。介護制度は寄ってたかって食い物にされるのではないかと心配したものである。ずいぶん食い物にされたのではないか。
金を盗まれては困るが、命を奪われる介護施設もある。
今年の4月、埼玉県宮代町の特別養護老人ホームで職員の暴行により入居者が死亡したことが発覚した。
加害者は、「普段から手のかかる人で嫌いだったので、イライラして体位変換を乱暴にやった」と傷害致死の容疑を認めている。
高齢者は手がかかる。それが嫌いだという人間が介護の仕事をしている。何をされるか分かったものではない。
コメント