考える事が違うのではないか

つぶやき

 朝乃山が休場である。好きな力士がいなくては初場所を見る気がしない。
 しかし相撲はケガが多すぎる。力士だけでなくかぶり席では観客もケガする。相撲協会は賠償責任を負わないとしているそんな問題ではない。そのうち力士につぶされたようなケガ人が出たらどうするのだろうか。
 伝統、伝統というが、どんな伝統があるというのか。ケガした力士を切り捨てるような興業はやめた方がいい。

 いくつかの派閥が解散するらしい。解散の理由は国民の信頼を損ねたということになっている。そうであれば今まで国民の信頼を損ねていたということになる解散すれば帳消しということなのか。
 安倍派の解散に関して安倍派の議員から「安倍さんに申し訳ない」という発言が続いている。国民に対して申し訳ないという言葉はない。議員には選挙民という認識はあっても国民という認識はないということである。

 麻生派は「何も悪いことはしていない」から解散はしないそうだ。
しかし一つの政党内のことである。ある派閥は解散、ある派閥は解散しない。そんなことでいいのだろうか。

 結局パーティ券のキックバックというのはどういうことだったのか。
逮捕者が出たから大変な問題だったのだろうが、判ったようで判らない事件であった。どうでもいい議員が逮捕されただけである。

 麻生さんは菅さんが総理大臣にな時、「なんと言ったっけ、ほら、あのカンとかスガとかいうこんど総理大臣になる、と記者たちに言った人間である。こういう人が政治の中枢いていいのだろうか。政治見識を何も持っていない人である。こういう人ほど休場ではなく早く引退してほしい。

 「バカじゃないの」の谷川議員が議員辞職をして記者会見を開いた。
全部私が悪い潔いことを言っていたが、「全部わたしが悪うございました」と昔から使われている開き直りの常套文句を言っただけであ
 自民党県連に迷惑をかけてしまうキックバックのことについては何も具体的なことはしゃべらなかった。国民に対して悪いことをしたとは言わなかったし思ってもいないようだ。
 パーティ券の売り上げに貢献したのに派閥は大臣にしてくれなかった、という恨みが一番言いたかったことらしい。大臣になった自分の姿を夢見る人生だったようだ。悲しき82歳である。日本の政治のレべルはこんなものなのである。

 杉良太郎という役者さんはボランティア活動に熱心な人らしい。
 東北大震災の時、車を連ねて被災地の人たちに救援物資を届け炊き出しをしていたことはよく記憶にある。その後もいろいろな災害支援や老人施設訪問など積極的に活動しているという。
 能登半島地震にも大掛かりな炊き出しを何日にもわたってしていたという報道があった。
 東北大震災の時「売名行為ですか」、という記者の問いに「そうだ売名だ」と答えたという話が伝わっている遠山の金さんの威勢のいい啖呵を聞くようだ。この質問をした記者はその後「宮城県の恥」と言われたそうだ。
 借金をしてまでボランティア活動をしているという。エライ人である。

 大きな災害には悲しい話がたくさんある。生き残った人は自分を責める。
 あのときあゝしていれば、あゝしていなければ。

  いいさそれでも 生きてさえいれば
  いつか幸せに めぐりあえる
 杉良太郎さんが歌ったすきま風の一節である。
 死んでは取り返しがつかない。地震というものはひどいものである。

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