大相撲秋場所12日目。全勝豊昇龍に土。先場所安青錦に負けていたからなんとなく緊張しているように見えた。
テレビでの解説は元貴景勝の湊川親方。相撲とはこんな細かなことまで考えながら取るものなのかと、この人の解説を聞いているといつも思う。
ちょっとやりすぎのような気がする。相撲は考えるより体が反射的に動くものではないか。「体で覚える」ということである。貴景勝として現役のとき、考え過ぎのような顔をして相撲を取っていた。
 舞の海が解説するときのようにボリュームを絞ってテレビを見る。
 「相撲なんてものは理屈じゃないよ」と言う解説者が懐かしい。
 あまり聞きたくない話もあるし、見たくない顔もある。
 人の顔の悪口を言ってはいけないが、自民党総裁選に立候補した高市早苗さんの笑顔がなんとも不気味である。
あの人は普段そんなに笑い顔を見せるような人ではないと思うが、このところの記者会見やメディアに出演したときの彼女の笑顔が、普通の人の理解の範囲を超えている。
週刊女性プライムというネットに写真が載っているが、まさにその笑顔をとらえた写真。人間ここまで媚びた笑い顔ができるものなのか。うなされそうである。失礼だが本当にそう言わざるを得ないほどひどい。
 こうした笑顔が選挙に有利になると高市氏が確信してのことだと思うから、少々の悪口は彼女のせいで、こちらのせいではないと言っておきたい。
 
 当然SNSで評判になっているらしい。なかでも高市さんの表情に“違和感がある”という人が多いらしい。
《話している途中で、過剰な笑顔がいきなり現れて、とても恐ろしいんだけど。ここまで笑顔が必要な話は一切してないのに》という指摘もある。
そう、話の内容と笑顔が一致していない。違和感と言うより、恐ろしいと言った方がぴったりである。
今回の総裁選は何か知らんが候補者間に和気あいあいの雰囲気がある。高市さんは保守極右。ニッタラニッタラしないで、「当選したら靖国に行く」とか、「教育勅語を復活する」とか言ったらいいのではないか。
「高市氏は、『何としてでも総理になろう!』という気持ちで燃えに燃えているのだと思います。そういう強い気持ちを隠すために、あえて柔和な笑顔を作り続け、自分は『怖い人だと思われたくない。穏健な人だと思われたい。自分は穏健保守なんだ』というメッセージを伝えたい気持ちが、あの作り笑顔にあるのだと思います」
ある心理カウンセラーの分析であるが、まあそんなところだろう。
しかしなぜ「そういう強い気持ちを隠す」必要があるのだろうか。このような作り笑顔が選挙において有利になると考えている高市さんが情けないし、それで結果に影響があるような自民党総裁選というのもみっともない。
保守極右を言ったら前回の失敗を繰り返すことになるというなら、もし高市さんが当選したとすれば嘘をついて当選したことになる。
女性をあまり非難したくない。でも大事なところで自分の信念ではなく、「女性」を持ち出して支持を得ようとするのはどうかなと思う。

  
  
  
  

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