開き直りがまかりとおる

つぶやき

 テレビで解散命令に対する世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の会見を見たが、あれほどの社会問題を起していながら何か言いたいことがあるのだろうか。

 田中富広会長は冒頭、「非常に残念な結果だった。背教者の主張をうのみにした決定は承服できない」と憤りをあらわにした。
 被害を受けた人達の怒りに対してどう思っているのだろうか。その人たちは背教者ということなのだろうか。

 顧問弁護士の福本修也氏は、文部科学省が東京地裁に提出した陳述書について、「捏造だった」と主張し、決定に対する不満を述べた。 この弁護士は信者ではないだろうか。
 
 教団によると、公称信者数は1月時点で全国に9万人弱。2022年7月の安倍晋三元首相銃撃事件後に1万人余り減ったという。1700人の教団職員、280カ所の教会を抱えている。 思ったより信者数は少ない。

 旧統一教会と言えば霊感商法と高額献金の強要。他にもマネーロンダリングなど様々な問題を起している。
 かつて大理石の壷や印鑑など、高額販売が連日報じられていた。

 教会に対する献金にはノルマがあるとされる。高額献金の要求で、信者の家庭が崩壊するケースがずいぶんあるらしい。安倍晋三銃撃事件の被疑者の母親も多額の献金で破産している。
 
 会長の田中は、「過去も現在も行ったことはない」と述べている。こんな発言がどうしてできるのか。宗教に対する迫害と捉えているようである。
 あの人の顔を見ると、どんな顔をして高額献金を迫るのだろうかと思う。使い分けの出来る恐ろしい顔である。

 解散命令はオウム真理教などで3件目だそうてある。民法上の不法行為をもって解散命令ができるか、ということが論点になったというが当然のことである。
 つまらぬ要件論ばかりしていないで、悪いことをするところには速やかに解散命令を出すべきである。

 解散命令を受けるような宗教団体から、自民党の多数の議員は援助を受けていた。この問題はどう決着したのかしないのか。

 兵庫県斎藤知事の会見。「第三者委員会の報告書を真摯に受け止める」としながら、対応は「適切だった」と従来の主張は変えなかった。

 会見を終わって庁舎内の広場には、「知事頑張って」「応援しています」という支援者が多数。

 これはやはり間違っている。斎藤知事はルールを無視して淡々とごり押ししている。これを応援してはいけない。

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