岸田再改造内閣が発足した。こんなに短期間で大臣なるものが変わっていいものかと、不思議と言うより呆れてしまう。
女性の大臣が多くなったようだ。防衛大臣だった浜田氏の名前が見えない。この人はハマコウさんの息子さんだったようだ。そういえばよく似ている。
今度の大臣さんたちもみんな優秀な人なのであろうが、役所の看板のような役職であるから実力を発揮できないのではないかと思う。
田中真紀子さんはどうしたのだろうか。まだ自民党にいるのだろうか。
以前どこかの大臣をやった時やたらと威張っていたが、大臣とはそんなものなのだろう。あの旦那さんという人もどうしたのだろうか。
映画警察日記では地元出身の大臣を「でいじん閣下」と呼び、あそこの出来そこないの三男坊がこともあろうに「でいじん」になった、と馬鹿にしていた。
その「でいじん閣下」は歓迎の席で芸者のことしか関心がない。政治に対する偏見の映画ではない。極めて筋の通ったまともな映画であった。
政治と料亭というものは切っても切れない関係になっている。密談の場所である。密談は銀座のクラブではダメらしい。個室のクラブというのは聞いたことがない。
密談政治は秀吉に始まったという説がある。利休の茶会はまさに密室であった。それが今の赤坂、新橋の料亭の始まりだそうである。
裏千家、表千家と言うが、裏の話、表の話ということからそういう名称になったのだろうか。裏という字にはなにか秘密を感じるものがある。
誰が来ているか分からず、誰が帰ったかも分からない。大勢の客が出入りするわけでもなく一見さんお断り。それでも経営不振という話は聞かない。
自民党の議員や大臣を、庶民感覚がない、と野党の代表者などが批判するが、自分たちも長く議員をやっていて分からないのだろうか。議員になってまで庶民感覚を持つような人がいるはずはないのである。
小泉チルドレンであった杉村なるタレントは、当選して真っ先に思いついたことは、庶民から抜け出すために外車を購入することだった。
議員になったことによる特権意識にはすさまじいものがあるらしい。
議員が庶民感覚を持ったら議員ではない、というくらいの気持ちでいるはずである。
フランス旅行は議員の外遊である。エッフェル塔に行って何が悪い、というのが女性議員の意識である。
岸田内閣の支持率がまた下がっているらしい。それに苦慮する人もいればほくそ笑む人もいる。
支持率が上がるようなことも下がるようなことも、何もしていないように思うが、どういうことなのだろうか。
プーチンと金正恩が会談したらしい。プーチンのウクライナ侵攻の劣勢を示すものなのか、その辺は良く分からないが、物騒な人間の密談である。ろくなことでないのは確かである。
以前金正恩はトランプと会談したことがあるが、あの時は妙に従順な少年のような雰囲気があった。
あの会談は何だったのであろうか。トランプの単なるパフォーマンスか。
それに乗せられて馬鹿なことをしてしまった、二度と騙されない、という北朝鮮の報道があった。
トランプの話に乗る方も乗る方だが、あそこまで敵視していたアメリカに歩調を合わすとは、金正恩かなり行き詰まっているということか。
とにかく日本は論功行賞の内閣改造だが、日本の四方八方は危険だらけである。天災だけでなく戦争に巻き込まれる危険もある。
沖縄の人々がいつまで沖縄県の人でいてくれるだろうか。いつまでも沖縄の人たちに無理強いをしないほうがいいと思うのだが。(了)
コメント