誰のせいでねもありゃしない

つぶやき

 台風9号はとっくに日本から離れたと思っていたらまだ南の海上にある。来月早々に影響が出るかもしれない。

 連日35度を超える猛暑。あと何日続くのか。エアコンをつけていない高齢者の死亡が多い。

 石破おろしの風が吹く。“参院選惨敗の責任を取れ”
 石破さんに全部責任があるとは思えない。

 石破おろしに、自民党青年局長という中曽根康隆とかいう人がよくテレビに出る。ひょっとしてあの中曽根の一族かと思ったらその通りで、康弘氏の孫。
 父である中曽根弘文氏は79歳で現職の参議院議員。親子そろっての議員である。

 笹川博義という名の議員さんも登場する。この人もと思ったらその通り、笹川堯氏の三男で、船舶振興会会長笹川良一氏の孫。政治家という職業、世襲は当然のようである。

 船舶振興会のビルには、当時勤めていたある団体の総会の件で何度か行ったことがある。船舶と言ってもモーターボート。立派な名前を付けるものである。

 「ヒゲの隊長」こと佐藤正久氏がテレビに出演していた。参院議員4選を目指したが落選。石破総理に対する恨みつらみを述べていた。
 自衛隊員たるもの敗軍を語るべきではない。

 この人は自衛隊の海外派遣か何かで隊長を務めたとき、隊の先頭をヒゲをたくわえて歩く姿が目立って議員になった人。それだけの人である。
 
 「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人」
 この言葉はかの大野伴睦が言ったそうである。
 懐かしい名前である。戦後の政治を代表するような人であった。

 議員が落選するとどうなるか。元々弁護士などをやっていればその仕事に戻るということであろうが、そうでなければ無一文ということになるらしい。悲惨と言う言葉が似合うことになる

 議員になるとどのくらいの収入があるのか。
 一般般議員の場合、歳費と期末手当を合わせて約2,188万円。それとは別に手当・経費というのがあって、それが約1,980万円以上。秘書給与が約1,800〜2,400万円。合計合4,000~6500万円となる。

 もちろん秘書給与が議員の収入になるわけではないが、やりようによってはそうもできる。そうして捕まった議員もいた。

 議員一人の金額として大変な金額であるが、国会議員全員とすれば膨大な金額である。佐藤議員がぼやくのも無理はない。

 国会議員となって人生安泰という人もいれば、選挙のたびにビクビクおろおろしなければならない人もいる。

 われわれ一般国民は、勤める会社の倒産や人員カットで終生安泰ということはない。自営であれば景気に振り回され、収入が少なければ年金も貯えも少ない老後を暮らさなければならない。

 国会議員も世間の荒波にもまれることが必要である。議員になったら遊んで暮らしていけるなど、とんでもないことである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました