誰が考えるのか

つぶやき

 電気、ガス、食料品など値上げが止まらない。
 クリスマスに向かって少しずつ食べるというパンなのかケーキなのかよく分からないものが、去年に比べてずいぶん値上がりしたと家の者が言う。

 何でもかんでも値上がりである。自給力がないということは、結局値上がりという形で現れることになる。

 電気会社やガス会社は、原材料費が高騰しているのだから値上げは当然、とでも言うように料金を変更する。

 国民にとっての必需品を独占する企業は、そう簡単に値上げすべきではないと思うが、なんの策もないようだ。

 狂人プーチンのウクライナ侵攻により、世界が変わってしまった。
 ロシア民族になにか宿命のようなものがあるのだろうか。

 家計はその家の主婦がみるものだとすれば、主婦はしっかり者でなければその家の家計はうまくいかない。
 主婦に金銭感覚がなかったり浪費家であれば、その家はめちゃくちゃになってしまう。

 女が馬鹿な家はどうしようもない、と義母はよく言っていた。昔は他人の家が手に取るように見えたらしい。

 あまりいい事情ではないが、あの嫁さんが男と逃げた、あの亭主に女ができた、あの女の家に男が出入りしている、あの家の娘が出戻った、あの嫁のせいでしんしょうをつぶした。
 私が子供の頃、大人たちは子供の前でも平気でこんな話をしていた。

 家庭の話を国の話にしてしまうことになるが、日本の政治において誰か高いところから日本を見つめている人がいるのだろうか。船で言えばかじ取りである。

 こうなればこうなる、ということは誰でも分かることなのに、こうなればこうならないようにしよう、という手立てが全くなされていない気がするのである。

 そんな例はいくらでもあるが、あのバブルはどうだったのであろうか。
 あんな時代がいつまでも続くわけがないのに、政治家や経済人は続くと信じていたようである。

 バブルが崩壊してもなんの術もなく、失われた30年が過ぎてしまった。

 学生の就職氷河期、経済大国からの転落、大手電機メーカーの破綻・身売り、賃金の低水準等々。超低金利政策により見かけの景気回復を演出したが、儲かったのは不動産屋と株屋ではなかったか。

 総理大臣も政治家たちも、日本の行く末を見定めて政治を行っているようには見えない。

 

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