街の灯りがまたひとつ

つぶやき

 「横浜 街の灯りがとてもきれいね」ではなく、「街の灯りがとてもきれいね ヨコハマ」であるから大ヒットになった、というようなことを思ったりした。 

 いしだあゆみさんの訃報を目にして、同時に「ブルー・ライト・ヨコハマ」を歌っていた頃のいしださんを思い出す。実に綺麗で華やかな人であった。歌を歌ってこれほど輝いた人は他にいないのではないだろうか。

 この歌がヒットする前のことだと思うが、森繁久彌のテレビドラマに出演していた頃は眼鏡をかけ、特別目立ったタレントさんではなかったが、この歌のヒットとともにいっぺんに美人歌手ということになった。

 いしださんは1948年の3月生まれ。団塊の世代の真ん中ということになる。あと2週間くらいで77歳になるところであった。
 いつ頃からか、ずいぶん痩せてしまって、やつれたような姿を見るようになった。

 74歳のとき、トーク番組に出演した映像が放送されていたが、子供の頃から線香花火が好きだったという。
 自分の人生を線香花火にたとえたのかもしれないが、映像は線香花火の話を最後まで放送することはなく途中で終わってしまった。

 華やかな人であったが、寂しそうな人でもあった。
 ご冥福を祈る。

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