「あなたにとって患者は何百人、何千人のうちの一人にしか過ぎないが、患者からすれば医者はあなたしかいない」というテレビドラマのセリフがあった。
医者も患者のために一生懸命だと思うが、「患者はあなただけではない」というセリフをいつも用意しているように思える。
きのうは血圧と糖尿の検診日。血圧は高め、血糖値は少し改善という診断。いずれも病状としてはかなり悪いということではない。これ以上悪くしないための医者通いということになる。
今年の4月から高血圧の基準値が160/100mmHgに変更になったという話があるがそれは間違いであるらしい。
特定検診において「すぐに病院に行った方がいい」という基準値が140/90mmHg以上から160/100mmHg以上に変わったということで、高血圧と判定する基準値が変更になったということではないらしい。
血圧の基準値は医薬品会社の利益に大きく影響する。降圧剤を服用する基準値に変更があったということではないから、医薬品会社からはなんのクレームも出なかったらしい。
医者に、これから寒くなるので血圧に注意してください、と言われるが、どんな風に注意すればいいのかよく分からない。
クリニックの帰りいつものように薬局に寄るが、10月からジェネリックが出ている薬で先発の薬を指定すると割高になるという説明があった。私はジェネリック薬品を服用しないことにしているが、かなり高い薬代になる。
ジェネリック薬品を作っている会社に、あってはならないことだが、たぶんやっているだろうと思われる不正があった。成分をごまかしていたことである。
薬局の人が「どうなさいますか」と聞くので、「ジェネリックは信用できない」と答えた。店員さんは不満そうにこちらを見ていた。
病院に行く血圧基準値の変更や、医薬品の実質値上げなどは、高騰する医療費への対策と考えられる。
しかし医療以外のことで医療基準が変更されるようであってはよくないと思うが、そういうことがこれから益々多くなっていくのではないかと思われる。
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