迷っていた腰部脊柱管狭窄症の手術を受けた。
迷っていたというのは、歩けないという症状の原因は頚椎にあるということで、今年の5月に手術を受けたのであるが、半年近くたっても改善しない。
本当の原因は腰ではないか、という医師の見立直しに、また手術をしても変わらないのではないか、という思いがあったからである。
今回の手術で、やるべきことはやったという気持ちはあるが、それは、言われたことは全部やったということで、やるべきことが本当にやるべきかことであったのかは病人には分からない。
これでだめなら諦めるよりしょうがない、というのが、やるべきことはやった、という気持ちの本音である。
神経に関する疾患は簡単なことではないという話はよく聞く。それは結局直るか直らないか運次第だということを意味しているものである。
我が家のリフォームをすることになったが、屋根屋さんと外壁塗装屋さんの棟梁ともいう人2人がこの手術をしたという。
屋根屋さんはあまり結果はよくないらしく、体をかばうような姿勢で仕事をしている。外壁屋さんはほとんど痛みもなく完全に回復したらしく、ゴルフにもよく行く、という話をしていた。
偶然知り合った2人がふたりともこの病気になっているわけだから、確率からしていかに脊柱管狭窄症という病気が多いかが分かる、と同時に、同じ病でも嘘のように治る人と治らない人がいる。それを分けているものは何なのか、と思う。
このブログは闘病記であるが、こと腰部脊柱管狭窄症に関してはあまり読む人の参考になるものはないような気がする。
病気とは人様々であり、参考ということ自体があり得ないのかもしれない。
腰部脊柱管狭窄症は手術しても治るものではない、と言う鍼灸師もいるし、運動で直る、という医師もいる。
新聞ではこの病気に関する雑誌広告が頻繁に掲載されている。整体師という職業の人が本を出している。
腰という字は体に要と書くわけであるから、それだけ人体にとって大切な部分である。
人間が二本足で歩くようになってから腰痛は始まったと言われている。
確かに腰は上半身を支え、下半身の起点となっているものである。人間にとって避けることのできない病ということになるのだろう。
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