少々気分が滅入っている。うつということではない。こんな歳になって仕事もなく、やることもなければ気分も滅入る。
狭窄症を手術すれば以前と同じように歩けるようになるということであったが、一向に良くならない。
個人的なことに加えて富士山噴火だの南海トラフだの首都直下などという言葉が日常的に溢れていれば、平穏な気でいられる方がおかしい。
今日は熊本地震から9年目である。震度7が2回。家に入れず車中泊をした人が多かったようだが、体調を崩した人も多かったようだ。
以前、老いというものがどういうものなのか、お互い見届けようではないかなどと手紙のやり取りをしていた友人2人が、一人はコロナで一人はオートバイ事故で亡くなってしまった。老いの前に予期せぬ運命というものがあった。
高齢者はどうしても閉塞感に取り込まれてしまう。何もしなくても刺激が入ってくるということはないから、閉塞感から抜け出す努力をしなければいけないのかもしれない。
自分が嫌いと思うことを好きになるということは、閉塞感脱却にはいいらしい。食べる物でも政治家でも芸能人でもなんでもいいようだ。
嫌いな芸能人のいいところを無理にでも探し出し、自称ファンとなることは精神衛生上とても効果があるという。今まで使っていない脳を使うようなもので、新しい自分を発見できるらしい。
嫌いな人と言えば小沢一郎、三原じゅん子、舘ひろし、和田アキ子、鳥羽一郎、コロッケ……といくらでもいるから、この方法は私に向いているかも知れない。
しかし考えてみたが、嫌いな人を好きになるというのはキリスト様でもあるまいし、どうしたって無理である。
趣味がドライブということになった。閉塞感もイライラも車に乗ると少しは気分が軽くなる。
物事は考えて行動するものであったが、老人性うつの予防には考えない方がいいらしい。
車の運転は何も考えずにいられるから気分転換になるのだろうが、車の事故も「考え事をしていた」から起きる。
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