どうやら米の価格は高止まりということらしい。今まで5キロ2,000円くらいであったものが4,000円近くになっている。4,000円を超えているという話もある。
どう見ても異常である。値上げといったレベルでの話ではない。
政府は昨秋には、新米が出回れば価格は戻る、と言っていたがそうとはならなかった。
なにか根本的なところで特別なことが起きているのではないか。
米不足の原因には外国人観光客の増大とか、コロナ禍後の需要拡大とか言われるが、そんな程度のことで米が不足になり、従来の倍の価格になるようなことがおかしい。
政府は米は余っているというが、余っているなら備蓄米放出というのもおかしな話である。
言っていることが二転三転している。
備蓄米の放出を決定しても、価格に影響があるような動きはない。
絶対的に米が足りないのではないか。
ロシアのウクライナ侵攻以後、小麦の価格は倍以上になったという。このことによって米の安さに人々が気づき、米の需要が増えたということも言われている。
米の需要が増え、日本人が米を食べなくなった原因であるパンやパスタが倍になったと言うのであれば、米が倍になってもおかしくない。
どの程度の規模で行われているのか知らないが、テレビニュースに出演した農家はすでに今秋収穫するコメの売り先が決まっているという。
買い占めが行われていることになる。
米を取り巻く状況が変わってきたような感がある。
減反政策ではなく、高止まり政策をとっているのではないか。
今までが安すぎた、という認識を浸透させようとしているのではないか。
備蓄米の放出により米価格が下がらないとき、政府はどのような説明をするのだろうか。
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