ネットには毎日、「誰それの驚愕の現在」とか、「誰それ死亡」という記事ばかり。見れば驚愕でも死んでもいない。
「とんねるずの石橋貴明が激ヤセ。食道がんに加えて咽頭がんも併発していた」。よっぽど体調が悪いのかと思ったが元気らしい。心配するような人ではない。
ネット記事は今のところ歯止めがかからないようだ。やりたい放題のことが行われている。このところ高齢女性の性体験の話が劣悪である。
 「三浦洋一、壮絶な死亡」
 知らない名前ではない。同姓同名の二人を知っている。ひとりはピアニストであるが、もうひとりはテレビで見たことがある俳優さんである。
この三浦洋一さんはテレビで見たことがある俳優さんのことであった。そういえばそういう人がいたなあ、という程度しか知らない人であるが私より若いはず。亡くなっているとも思えないが、調べてみると46歳で食道ガンで亡くなっている。
46歳で食道ガンで亡くなるということの衝撃は、がんを経験している者にとっては小さいものではない。
テレビで知った三浦洋一さんはちょっと不良ポイ、私の好きなタイプの人ではないが、驚くことに早稲田大学政経学部出身。正確には中退。中退でも入ることがすごい。印象がガラリと変わった。
 私は自分のことはさておいて、学歴で人を判断する。
 不良風だったが早稲田なのか。それも政経か!。不良風と思って悪かった。
 
 25年前に亡くなっている。私より若い人がそんな前に亡くなっている。
 食べ物がのどに引っかかるということからがんが判明したらしい。そうなっては末期である。私の知人にそういう人がいた。
開いてどうしようもできないとなるとそのまま閉じて、手術の所要時間が過ぎたころに麻酔を醒ますらしい。本人はすべてよくなったと思っている。
病気のことをブログに書くと少し気が晴れる。人が亡くなっているのに気が晴れるとは不謹慎極まりないが、自分はまだよかったほうなのだ、ということを確認しているようだ。若い人や健康な人にこの気持ちは判らない。
今日は家内と都幾川へ。目的あってのことではなく、いつものとおりのドライブ。都幾川へ行くなら蕎麦と豆腐しかない。
こんな辺鄙なところでよくも続くなという蕎麦屋へ。いつもより蕎麦が短い。10割蕎麦だからそういうこともある。
家内はおいしいという。家内が「おいしい」という言葉が好きである。味覚に関しては私の及ぶところではない。
蕎麦屋から豆腐屋へ。売れ筋1番は「あげ棒」。栃尾揚げのようなもの。
 絶品の豆腐なのに売れ筋1番が豆腐ではなく「あげ棒」というのがすごい。
 
 今夜の食卓は素晴らしい。枝豆、あげ棒、ざる豆腐、サンマ。
 
 もうすぐ秋が来る。

  
  
  
  

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