私のこと

私のこと

 娘の勧めがあってブログを始めることにしたが、ブログとかウエブとかいう言葉の違いも判らない者が、そんなものを始めていいのだろうかという思いがある。

 長年仕事人間であった私が思いもしない病気になって仕事をやめ、喪失感や不安感などを心配した娘の気遣いであるが、何より認知症になっては迷惑だということが、私にブログを勧める理由であることはまちがいない。

 戸籍によれば私は昭和22年に千葉県で生まれたことになっている。2月生まれであるから学年から言えば21年組である。

 生まれ年では団塊の世代となるが、学年からすれば団塊の世代の1年前ということになる。
 東京の私立大学を卒業後、建築会社などサラリーマンを転々とした後、40歳にて自営となった。

 10年来手術を先延ばしにしていた脊髄症が進み、今年の初めころから歩行困難となってしまった。
 4月に手術を予定していたが、そんな時に喉頭癌を発症した。

 声枯れが続いたが、しかし2年前にも同じような症状があって、加齢による声枯れとの診断を受けていたので今回も同じだろうと思っていたら、3カ月たっても治らず、大学病院の若い医師から「喉頭癌T1aです」と告知を受けた。

 4月に喉頭癌、5月に脊髄症の手術を終えた。

 仕事は頚椎の手術を決意した時に廃業することを決めていたが、結果として喉頭癌の経過観察などで仕事は続けられなかったものと思う。

 喉頭癌は初期と医者は言うが、初期なら問題がないということではもちろんない。
 声帯の一部切除で癌は取り切れている、ということになっているが、医者には失礼であるが、そのような話をそっくり信じているわけではない。

 毎月1回検診に通い、3カ月に1回ほどの頻度で、CTなどを受診することになっている。

 通院の回数は減ることはあっても5年間続く。「癌は取り切れている」というのになぜ定期検診が必要なのかと思うが、癌とはそういうものであるらしい。

 闘病記にする気はなく、話し相手の代わりに、気分が紛れるならやってみようかという程度のことである。
 人様の役に立ちたい、などという大それた気持ちは全くない。

 

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