瞬間的熱狂は冷めるもの

つぶやき

 ドジャーズ山本投手はあと1人でノーヒットノーランを逃した。
 女子バレーはあと1点でメダルを逃がした。
 石破さんは1年で総理の座を逃がした。

 きのうはついてない人が多かった。

 石破さんの退陣。結局自民党内の足の引っ張り合い。裏金問題の旧安倍派が暗躍しているのだから、国民のことなど何も考えていやしない。

 政治家とは、高い議員報酬をもらって、議員特典の恩恵をたくさん受けて、地元でちやほやされて、先生と呼ばれて威張って、その地位を確保したいから選挙のことしか頭にない。

 世界情勢に戦争の臭いがしてきたというのに、こんな政治で日本はいいわけがない。

 毎日新聞には、下向き加減に額に手をやる石破首相の写真が掲載されていた。沈痛という印象を受ける表情である。確かに「晴れ晴れ」という顔写真を掲載するわけにはいかない。

 新聞の見出しや掲載写真について地域政党「再生の道」の石丸伸二代表が、朝日新聞と日経新聞の記者に文句を言った。

 自身の進退に絡む記事に添えられた見出しと写真について、「評価が加えられる事実」は公平な報道ではないというのである。

 朝日新聞に対しては、石丸氏自身について報じた「代表を辞任へ/都議選と参院選で全敗」との見出しが、「まるっきり石丸はダメだ」という印象を読者に与えると言う。

 日経新聞に対しては、石丸氏のしかめたような表情で目をつむっている写真が掲載されていたことについて、普通に目を開いて正面を向いている写真はなんぼでもあったはずなのに、何故そういう写真を選んだのかと糺した。

 石丸氏のことは詳しくは知らない。都知事選で小池氏に次いで2位であったことから一躍時の人になったが、どういうことなのか人気が続かない。

 「石丸構文」への反発ということがあるらしい。
 独特な話法(質問のオウム返し、論点のずらし、攻撃的な言葉など)が「石丸構文」と呼ばれ、注目を集める一方で不快感や違和感を持つ人も多かったらしい。

 もっと端的に言えば SNS時代の「瞬間的な熱狂」との乖離。
 SNSでのバズりは瞬間的な注目を集めるが、持続的な支持にはつながりにくいという構造的な問題があるそうだ。

 記者会見での石丸氏の発言を読むと、この人はあまりいい人ではないなと思う。

 新聞記者も人の子。いやな奴を良くは書きたくないだろう。
 主張というのは「評価を加える事実」。人の目を通した事実に、評価が加わっていない事実というのはありえない。

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