物騒な世の中

つぶやき

 芦屋市のタクシー会社の社員が、障害者向けのタクシー利用券について客から問い合わせを受けて対応した後に、自身のスマートフォンで、「障がい者のくせに、調子に乗るな、来るんなら殺してやる」という趣旨のメッセージを客の携帯電話に送信したという。

 ひどい話だが、この社員は20代の女性であった。客の言葉にいら立つこともあったのかもしれないが、20代の女性が「殺してやる」はすごい。

 大手のタクシー会社、若い女性。あってはならないということはない。
 大手だろうと若い女性だろうと、今の社会こういうことになっている。

 このところの異様な事件。
 授業中の小学校の教室に乱入し、教職員に殴りかかる.
 帰宅どきの地下鉄で学生を背後から刃物で切りつける。
 白昼の繁華街を飲酒運転で暴走し衝突を繰り返す。
 
 小学校乱入事件の乱入者は、この学校の生徒の母親の知人だという。
 母親が子供のことで担任と相談したが話がつかず、いったん帰ってから男2人を連れてまた学校に戻ったらしい。その男たちが暴力行為をしたというのだから、母親が落とし前をつけに戻った、ということではないか。どこの組の母親なのか。

 東大前駅切りつけ事件の犯人は、「教育過度だと私のようにグレて犯罪を犯すようになる」と説明しているらしい。中学時代に教育熱心な父親のせいで不登校になったという。

 東大前駅については、名前に「東大」がついていて教育虐待を連想しやすいと思ったから」と供述していようだ。
 教育虐待という言葉を初めて知った。

 2018年滋賀県守山市で看護師の女性が母親を殺害。女性は母親の監視下で9年間、大学受験のため浪人した。母親は進学後も試験の結果によって女性に土下座させ、「死ね」と罵倒した。
 
 2023年佐賀県鳥栖氏市で大学生の男性が両親を殺害。中学受験を機に父親の暴力や説教が増え、「いつか仕返しをしてやろうと思うようになった」と事件後述べている。

 殺人という手段にしか訴える道がなかったのだろうか、などとエラそうなことを言う気はない。人生を賭けて仕返しをしたのだ。しかし仕返しの相手が親というのも悲しい話だ。刑務所での人生はどんなものなのだろうか。

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