「秋でもないのに」という歌が好きである。
本田路津子さんの声が素晴らしい。
「秋でもないのに人恋しくて 寂しくて」
季節はいつなのだろうか。
本田さんは、「耳を澄ましてごらん」「今日の日はさようなら」も歌っている。
「太陽がくれた季節」という歌は、本田さんが歌うようなものでない。
本田さんは、自分の声はいい声だと思っていないように歌うのがいい。
この歌の季節がいつなのかは聴く人の自由。私は今の季節だと思う。
梅雨の季節は嫌いではない。夜の公園の、靄にけぶる街灯は、若い恋を大人の恋に変える。
霧を歌った歌は多いが靄はなさそうだ。
霧は降るものなのか、むせぶものなのか、抱かれるものなのか、今夜もありがとうと感謝するものなのか。
「いつまでも絶えることなく友達でいよう。今日の日はさよなら」
子供たちとの音楽会で、最後にみんなで歌った歌である。あの子供たちも50になる。
水蒸気は目に見えない

コメント
大切な人を失ったり
好きな人に思うように会えない
黄昏れ時の夕日や夕映えは
ひと日の終わりへの淋しさか
季節とは別に心の有り様で
想いは手に負えなくもなる
🍃 🍃 🍃 🍃 🍃 🍃
今の季節、私が聴きたくなる歌は
ダ・カーポの
“六月の雨は インクブルー”