外国の人たちは日本の地震災害に対してどんな風に思っているのだろうか。そういうものがあまり伝わってこない。
中国人などは「ざまあ見ろ」と言っている、という話もある。韓国人は「いい気味だ」と言っているかもしれない。
世界で一定規模以上の地震が最も多い国は日本かと思っていたが、中国であるらしい。日本はインドネシア、イランに次いで4位だという。
そうであるのに私たちはインドネシアやイランの地震についてはよほど大きいものでない限り聞くことはない。
同じアジアのインドネシアに対する日本人の関心がそういうことであれば、外国の人は全くと言っていいほど日本の地震に関心を持つことはないだろう。
福島第一原発の事故のときは、日本は危険な国として行ってはいけない国になっていた。そんな中、アメリカの歌手なのか知らないが世界的に有名な女性歌手が来日した。彼女の勇気を讃えては日本が危険な国であるということを認めたことになるが、メディアは彼女の勇気を讃えていた。
このところ外国人旅行者の数がコロナ前に戻りつつあるらしい。原発に対する危険意識は無くなったようだが、地震については知らないという人が多いのかもしれない。
どこの国の人だったか覚えていないが、日本に留学している息子を心配して、東京は埋立地が多いから地震の時危険だと気にしていた父親がいた。結構日本のことを知っている人である。
地震の揺れは地盤次第だという。関東大震災の時、東京の虎の門付近の被害が大きかったらしい。虎の門近辺には溜池という大きな農業用の池があった。地名は地震災害の危険を教えてくれるものである。
土地の所在地が町名地番変更と称して変っている。昔の字名が登記簿謄本に出てこないのである。字にはその土地の特徴が示されている。池、川、谷、窪、沢。みんな地震においては危険なところである。
今日は阪神・淡路大震災から29年目の日である。1995年、平成7年の明け方であった。住んでいたマンションが大きく揺れたのをはっきりと覚えている。長田地区の火災を行きつけの居酒屋で見ていた。
大災害となった阪神・淡路大震災から29年の間にどれほどの地震が起きたのか。地震年表を見たが数えるのにひと苦労である。毎日が震災慰霊日になる。
大きな被害を出したものに十勝沖地震、新潟県中部地震、東北大震災、熊本地震、そして能登半島地震。
これ以上は勘弁してくださいと言っても、地震の神様は次から次と容赦ない。
ブログには楽しいことを書きたいが、被災者を想うとそういうわけにもいかない。
政治や芸能人の与太話に付き合って暇をつぶすしかない。(了)
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