岸田内閣の支持率が低迷している。産経新聞の世論調査では9月から3.3ポイント下落して35.6%。読売新聞では34%。共同通信も32.3%と過去最低。朝日新聞は29%、毎日新聞は25%。上下10ポイントの差がある。政権維持の「危険水域」は20%台と言われている。岸田政権大丈夫なのか、とネット記事は言う。
国民の人気取りの政策などしなくていい。きちんとビジョンを打ち出せば国民は納得するものである。しっかりと、しっかりと、と口癖のように言うがしっかりしていないのである。
しかしやはりこの人には魅力が乏しい。ロースを食べているようなもので面白みがない。
原稿を読み上げながらときどき顔を上げて、全部頭に入っているような話し方をするが、顔を上げるのは句読点のときである。そのしぐさがかえって不信を招く。
杉田水脈という衆議院議員がいろいろと問題発言をしている。ヘイトスピーチというものである。ここに記載するのも不愉快である。
こういう女性議員が何人もいる。議員にまでなって、なんでこんな愚かな発言を繰り返すのかと思うが、何事も自分が損するようなことは言わないはずである。
「慰安婦の強制連行などあり得ない」、「自衛隊を国防軍にすべき」、などという発言は、亡くなった安倍さんが喜びそうな話ばかりである。
女性の自立が言われるが、男性に媚びへつらって自分の立場を守ろうという議員がいるようでは女性の自立もほど遠い。
旧統一教会の顧問弁護士が「献金は宗教行為である」と言っている。確かにそれはそのとおりであるが程度による。
一般常識が通用しない献金であるから問題にしているのである。それを無視して「献金は宗教行為である」というのは開き直りというものである。
むかし創価学会が、日蓮正宗の本拠地である富士大石寺に正本堂(しょうほんどう)を寄進するため会員に寄附を募ったことがある。
一夜にして何百億という金が集まったとされている。その後、その寄附の時期に合わせたように大量の生命保険の解約とか、定期預金の解約などが報じられ、話題となった。私の母もなけなしの貯金をはたいて全部寄附してしまった。
正本堂は1972年(昭和47年)に完成した。鶴が羽ばたいているような壮大な建物であったが、1998年(平成10年)50億円の費用をかけて解体された。
創価学会を破門した宗主の怒りが、そうでもしなければ納まらなかったらしい。
しかし壊すこともないだろうと思うが、宗教人でもそこまで憎しみを持つものなのか。母の寄付も無駄になってしまった。
世の中本当にいろいろな考えがある。常識では考えられないというが、こうまで常識に反していることが多いと、私の思う常識は常識ではないのかと思う。(了)
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