昨日は大腸検査の結果と、CT検査のため2つの病院に行った。
大腸検査で3つのポリープを取ったということだが、いずれも小さいものでがん化はしていないということであった。
医師の説明が分かりづらく、こちらから質問しても明快な答えはしない人だと思い、検査機関の「悪性所見は認めません」という文字を確認して、こちらから切り上げた。
悪い医者とは思わないが、患者に対する説明に配慮がない。
日大が学生の大麻や覚せい剤でまた話題になっている。林理事長がそんな事実はないと言ったことから、彼女の責任を追及するようなコメントがワイドショーなどで耳にする。ある弁護士は犯人隠避になるかもしれないと言う。
コメンテーターという言葉の意味には火付け役ということもあるのではないかと思う。なにか気の利いたことの一つでもしゃべらないと売れっ子のコメンテーターになれない、ということなのか、理屈をこねまわしているが要は煽りである。
林真理子さんは、日大に乞われて理事長になった人である。旧理事長一派の残党による林理事長追い落としの陰謀だという説もある。
「7万人もいる学生のことにいちいち構っていられるか」と林さんが啖呵を切ったら格好いいと思うのだが。今日会見するというが、楽しみである。
福島の原発汚染水は海洋投棄ということで決まりのようだが、岸田首相は、地元の人たちとも話し合いを重ね、理解を得られた、と言う。その地元の漁師さんは「いつも政府に騙された」と言っている。私もそう思う。
政府は説明会というものを開催する。水俣病でもそうだったと思う。
そこで政府なり役所なりの見解が説明され、住民からの質問も受け付けられる。役所が不利になるような質問には答えないか、「検討させていただきます」ということになる。
検討結果は住民に報告されない。検討したのかどうかも分からない。そんな説明会が最低2回は行われる。
そして例えば先ほどの岸田首相の言葉のようになる。「何度も協議を重ね、住民の皆さんと信頼関係ができた」
これは汚染水のことではない。かつて私が関わった政府機関の住民説明会のことである。権力と戦うことは精神の消耗である。権力は転勤するから疲れることがない。
これから山梨の一ノ宮に行こうと思っている。桃を買いに行くためである。
30年ほど前、資格試験の口述試験に疲れて翌日ドライブに出かけた。
甲府方面に向かったが、途中一ノ宮の「日本一の桃の里」という看板にひかれ、高速を降りた。一面の桃畑。山梨はブドウの産地だが桃も有名らしい。
その時知り合った桃農園の奥さんが数年前に亡くなった。
純朴そうな旦那さんは働く意欲を無くしたようだ。農園を他人に手放してしまった。
以来いい農園にめぐり会わず、農園探しに出かけることにしたのである。
桃はおいしい果物であるがどうも飽きる。第1印象はいいが、つき合ってみるとあまりいい人ではなかった、と例えては桃が可哀そうであるが、やはり甘いだけでは飽きてしまう。
しかしこの地は私の人生を変えた記念すべきところである。会ったこともない農家の人とファックスのやり取りをするより、たまにはどこか農家を訪ねて、漬物をいただきながら話を交わすのもいいものである。
台風7号が発生したようである。このままの進路で行けば山梨の農家は大きな打撃になる。台風は山梨だけのことではなかった。九州が心配である。日本全国が心配である。(了)
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