勝ちたい気持ちは分かるが、こんな相撲を取ってまで勝つものではない。汚たない相撲である。格下を相手に横綱の取る相撲ではない。モンゴルに帰って焼肉屋でも始めた方がいい。
横綱というものは横綱相撲で勝ち、負けるときも横綱相撲で負けるもの。そのために降格がない。せっかくのマツタケごはんがこんな相撲のお陰でまずくなる。
このところの小泉進次郎の思慮深げな顔つきが滑稽に見える。思慮浅い人間が思慮深い顔をするときは何も考えていないものである。
顔つきが変わったということをアッピールしたいらしい。選挙となるとみんな顔を変える。しかし高市さんのあの笑顔は、悲劇というより惨劇。茂木さんは盛んに柔和な表情を作ろうとしているが無理がある。
小泉氏が謝罪会見。どんなことなのかと思ったら、小泉陣営が小泉氏を称賛するやらせコメントを用意して、それを書き込むように陣営関係者や支援者にメールした問題だそうである。
いくつか拾ってみると、「ようやく真打登場!」「これは本命候補でしょ!」「単純にいい人そうなんだよな~」「顔に風格がでてきた」等々。涙が出るほどセコイ話。
本人は知らなかったと言っているが、知っていれば「いいね!」を送信するのではないか。
 総裁選は小泉と高市の勝負ということらしいが、それで本当にいいのか。
 「バカと阿呆の絡み合い」という歌があった。昔からいつもそうであったらしい。
 北朝鮮はアメリカを射程とする大陸間弾道ミサイルをほぼ完成したと韓国が発表した。こりゃすごい。トランプは怖気づいでいるのではないか。「北朝鮮の若造」などと言っていられなくなった。
 
 台湾有事にアメリカが台湾を支援すれば、中国は日本にあるアメリカ軍基地や自衛隊基地に、数百発のミサイルを撃ち込むと軍事評論家の話。ウクライナの惨状が目に浮かぶ。
 「私は穏やかな人間だ」「音楽を愛する人間だ」「みんなと仲良くやっていきたい」。そんなことが総裁選の主張になる日本の現状をどう理解すればいいのか。
 
 日本は平和国家のままダメになった方がいい。どうしたって中国には敵わない。中国を豊かな国にしてしまった原因に日本も絡んでいる。こんなものは中国人にやらしておけばいいんだ、と言っているうちに母屋を取られてしまった。
 平和憲法は守った方がいい。所詮資源のない国、争ったところで勝ち目はない。
 憲法前文に「名誉ある地位を占めたいと思う」と言うのはそういうことではないか。
 しかし憲法に「思う」と言う言葉があることはどういうことなのか。憲法は思うことではなく宣言することである。
 
 平和憲法を守ることがイヤなら仲良しごっこはやめて軍事国家を目指すべきである。
 中国や北朝鮮に負けない軍事国家にしなければ日本の将来は目に見えている。
 保守だ極右だ靖国だとそんな甘っちょろいことを言っている場合ではない。
 みんな分かっているのに、平和憲法を守る覚悟も軍事大国にする度胸もない。
夜も更けた。今宵の酒はいい酒だったのか悪い酒だったのか。

  
  
  
  

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