復興しても仕方がない

つぶやき

 乙武さんは知名度ではトップだと思うが、意外と票は伸びなかった。9名中5番目で、当選者が約49,000票に対し約19,000である。
 やはり不倫問題や小池さんの存在がまずかったということになる。

 乙武さんは東京の戸山高校から早稲田の政経学部に進んでいる。
 戸山高校といえば新宿高校と並んで名門中の名門である。優秀な人である。
 不倫をしていなければ社会を指導するような立場になった人ではないか。乙武さんの人生経験は身体障害者の政策に反映されるものであってほしい。もったいない気がする。

 今回の選挙では異様なほどの選挙行動が目立った。明らかな選挙妨害だと思うが選挙妨害と認めない。無理矢理でも自分たちの考えを通そうとしているようである。ちょっと社会が変わってきたような気がする。
 いろんな政党が誕生してきたが、政党交付金が大きく影響しているのではないだろうか。NHKから国民を守る党というのはいろいろ問題を起こしていたと思うが、あの女性の代表者の人はその後どうしたのだろうか。

 宮澤博行元議員は「欲を抑えきれなかった」述べていた。
 この人は東大の法学部を出ている人である。性欲と東大は関係ないが、私のような無学な者は、東大を出るような人であれば性欲の管理もできるのではないか、と思うものである。
 しかし東大を出たような人が女性問題で失脚するのはなんとももったいない気がする。この人のもったいないのは学費が税金で払われたことである。

 性欲と政治というものを考えていくと宦官という言葉を思い出す。どうも発想のつながりが低俗である。調べればいろいろとあるのだろうが、宦官という存在をなるほどと思うし、それを制度化した中国というものに驚く。
 日本の徳川家は大奥に男性の役人を置かなかったようだが、宦官の制度は知っていたはずである。
 このまま書き進めると悪い冗談になりかねないので、宦官の話はここでやめておくことにする。

 能登半島地震の復興に関して考えさせられることがある。復興なのか移住なのかということである。
 過疎地を復興することに意味がないという意見も成り立ってしまうのである。政府の復興支援策が遅々として進まないという指摘が何度もされているが、このことへの判断が政府にはあるのだろうか。

 阪神淡路大震災の復興は早かった。東北大震災の復興は終わったのかどうなのか、あまりはっきりしない。熊本大地震は熊本城の修復が完了すれば復興したことになるのか、全容があまりはっきり報道されていない。
 都会以外の復興は遅いということは言えるようだ。

 先日「消滅可能性」があると分析した744の自治体名が公された。
公表したのは政府機関ではなく民間組織のようである。人口減少問題への関心を高めるために公表したということになっている。

 人口減少を前向きにとらえる考え方もあるが、やはり縮小ということは衰退ということになる。地方に住んでいてもしょうがない、という時代になりつつある。
 発展の中では考えは進むが、衰退の中ではいい考えは浮かばない。
 東北では人も住まなくなった港町に広大な堤防が築かれたという。なにをするべきなのか、自治体も分からなくなっているのかもしれない。
 
 じっくり見据えると暗い話ばかりである。暗い話を避けるべきではないと思うが、暗い話はやはり楽しくない。輪島朝市の人達の笑顔を見るといろいろと考えさせられる。()

コメント

タイトルとURLをコピーしました