自民党の総裁になった人が内閣総理大臣になることは、現行の制度からしてなんら問題があるわけではないが、昨日の総裁選挙を見ていて漠然と、こういうことでいいのだろうかと思う。
決選投票の明暗を分けたのは「うけ」であったらしい。
石破氏は、今まで失礼なことばかりしてきた、と謝罪した。
高市さんは所定の時間を超えたにもかかわらず、訴えるものが乏しかった。
あの石破氏がしおらしい姿を見せたのがうけたということだが、そんなことで総理大臣になっていいものなのだろうか。
高市さんが勝たなくてとにかくよかった。あの人を総理大臣として見たくない。小泉さんも当選しなくてよかったのではないか。若いうちに恥はかくものだが、こと政治の世界では個人の恥で終わらないのが困る。
しかし当選する可能性がほとんどないような人たちがなぜ立候補したのか。
この辺のことが判らない。小林鷹之氏などは、「次回に手ごたえ」があったらしいが、そういうことのための立候補もあるということなのか。
政治が分からない。社会制度とか税制とか金融政策といった政治課題はきちんと実行されているのだろうが、具体的なことについては新聞を読むのも面倒である。
かたや世界は、プーチンのウクライナ侵攻、中東紛争、習近平の台湾統一、金正恩の核武装。物騒なことばかりである。
日本はかつて、「富国強兵」がスローガンであった。世界の情勢からすると「富国強兵」を訴える政治家が出てもいいのではないかと思ったりもする。
いつも思うが、我々の時代はもう終わったからいいが、孫たちの時代が心配である。
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