昨日の明け方の緊急地震速報には参った。四六時中地震のことを考えているから速報のたびに、「ついに来たか」と飛び起きる。
驚くようなことがあると私の場合、腰の周りが押しつぶされるようになる。就寝中の緊急地震速報はやめてもらいたい。
能登半島地震の復興がなかなか進まないようだ。断水が続いているらしい。なにより水道が復旧しなければ生活が成り立たない。
まさか国が支援していないということはないと思うが、あまり自衛隊員の姿を見ることがない。
やっても(復興を)しょうがない、と国会の議員さんたちは見ているようだ。
自民党の世耕議員らに離党勧告がなされるらしい。
「リーダーとしての姿を示せず、なにがなにやるか全く伝わっていない」と昨年の国会で岸田首相を批判した人である。
機を見るに敏な人であるが、少し調子に乗りすぎた。
裏金問題で自民党はかなりの深手を負ったようだが、いつもの通りもうしばらくすればみんな忘れてしまう。
投票率は下がるだろうが、与党にはいいことである。離党した議員もそのうち復党するだろう。
静岡県の川勝知事が6月で知事を辞任すると発言した。
県庁職員の入庁式の訓示で、「県庁はシンクタンク。野菜を売ったり牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、皆さんは頭脳、知性の高い人たち」と発言し、職業差別と捉えられかねないとの批判を招いた。
念のため訓示の全文を読んでみたが、別に職業差別を意図した発言とも思えない。この発言の通りで、県庁での仕事は野菜を売ったりする仕事とは違う、ということを言っただけのことである。
森喜朗元総理のことを持ち出すまでもなく、日本の高齢者は「そんなつもりで言ったのではない」という発言が多い。なぜなのか。
頭のいい人は、「東京さの大学に行って、末は博士か大臣様か」ということになっている。
野菜を売ったり牛の世話をする人は、東京さに行かなかった人がやる仕事ということになっている。川勝さんはこのことを言っただけのことである。
頭のいい人は難しい仕事をして、頭の良くない人は野菜を売ったり、牛を育てたりすることは当たり前のことであった。
だから「頭のいい皆さんは(新人職員)、頭のいい人として、しっかり県庁の仕事をしてほしい」、ということを言ったに過ぎないのである。
頭のいい人からすれば、頭の悪い人はどうしようもない人間に思えるようである。
男尊女卑の考えを親などから継承している人は、女性は愚かなものにしか見えないようである。
今の時代、これらのことが差別ということになれば、「そんなつもりで言ったのではない」というしかない。
ではどんなつもりで言ったのか。
頭の悪い人は野菜や牛を育てていればいいし、女性は愚かなものである、というつもりなのである。(了)
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