梅宮アンナさんの乳がん手術の話が悲しい。華やかな家族だったという印象があるからかもしれない。
アンナさんの乳がんはマンモグラフィーでもMRIでも見つからなかったらしい。
しかし違和感があるため検査を続け、組織検査によってがんが見つかったという。
MRIでも何もなかったというなら普通は安心してしまうが、それでも検査を続けたということはすごいことである。
ちょっとした検査でがんが見つかることもあるし、CTやMRIでも見つからないこともある。病気にも運不運がある。
和田秀樹医師が「寿命10年以内のがん検診はほとんど無意味」とするアメリカのキャンペーンを引用して、いつものような持論を述べている。
残り寿命10年というところでがんが見つかったとしても、寿命で死ぬのとがんで死ぬのと時間的にはそんなに変わりはなく、治療となれば手術や抗がん剤となり高齢者の体には負担が大きい。
もし、つらい治療はしたくないと思うなら、がん検診でわざわざがんを見つける必要はない。
寝たきりになってでもがんと闘うのか。それとも、残りの人生、がんと共存しながら日常を楽しんですごすのか。
おっしゃるところ良く判る。
若い時からのがんにはつらいものがあるが、高齢になったらがんは見つかるものと思っていた方がいいようだ。
だが、「寿命あと10年」というのはいくつのことだろうか。
がんになって元気に日常を楽しめるならいいが、日々衰弱するならつらいことになる。
がんはあくまで個人的なことである。私が罹患したがんでたくさんの人が亡くなっているが、声を失ったが生きている人もいれば、声はかすれたが元気に生きている人もいる。
早期発見が生死をわけると言われるが、がん細胞が発生した以上再発転移は避けられない、という説もある。
がんを理解するにもいろいろな段階がある。
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