守秘義務を分かっていない

つぶやき

 ひげを伸ばすのも悪くないと思ったが、最近頬がこけてきて、ひげを伸ばすと片岡鶴太郎になってしまうのでなるべく剃ることにした。

 中居正広が「性加害について反論を準備」という記事がある。
 
 示談契約には守秘義務があるから、自分は第三者委員会に対して何もしゃべらなかった。一方的に悪者にされてはたまらない、ということらしい。

 中居正広の守秘義務とはどういうものだろうか。

 守秘とは「人の秘密を守る」という意味。医者、弁護士、税理士など仕事を通じて知った他人の秘密を公表してはならないという守秘義務を負う。なぜか、それが正義にかなうからである。しかし公表しないことの見返りはない。

 これだけ金を出すから誰にもしゃべらないでくれ、なかったことにしてくれ、というのは守秘義務ではない。買収という。
 
 示談契約に守秘義務を謳うということは、よっぼどろくでもないことをした場合である。
 この示談契約が民法の公序良俗に反する無効な契約であるのは間違いない。
 
 中居は守秘義務を守っているのに被害者は守っていない。双方の意見を聞いて第三者委員会は結論を出すべきだったと、またあのアホ弁護士がアホなことを言い出した。

 中居にどんな守秘義務があると言うのか。性加害の被害者が誰であるかしゃべってはいけない、とでもいうことか。

 性加害という犯罪行為を、金の力でなかったことにしようとすること自体が反社会的行為である。当事者の契約行為の効力より、社会正義の追及の方が優先する。そんなことは子供でも分かる。

 示談金が払われているから警察沙汰にならない。そんなことはない。民事に警察は介入しないのだから、示談金があろうがなかろうが犯罪があるなら警察は動くべきである。

 しかし「示談が成立したことにより今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」というコメントは実に幼稚であった。
 こんな程度なのである。

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