女優さんは長生きが多い

つぶやき

 中村玉緒さんが2年前から老人ホーム暮らしという。昭和14年1939生まれというから今年86歳。暴れん坊将軍の再放送で、まだ若い姿を見ていたから老人ホームとは意外であった。暴れん坊将軍に出ていたのは40年も前のことらしい。

 しかし女優さんは長生きの人が多い。黒柳徹子さんは女優さんではないかもしれないが、8月で92歳になるという。
 健康器具のCMに出ている草笛光子さんも昭和8年生まれである。

 私の知っている高齢と思われる女優さんを調べてみたら皆さん90歳をとっくにすぎている。
 岸恵子、有馬稲子、岡田茉莉子、若尾文子(敬称略)
 
 男優で90を過ぎている人はいるだろうかと思ったが、思いあたったのは仲代達也さんだけ。93歳。
 2023年の統計では日本人の平均寿命は女性の方が6歳男性より長い。

 しかし岸恵子さんや草笛光子さんはいつまでも若く美しい。
 こう言っては失礼だが、若い頃すごい美人でも田舎臭い、という言い方をされる女優さんがいる。重ねてこう言っては失礼だが、あれほどの美人が、という女優さんが田舎のおばさん顔になっている。

 子供の頃可愛かった人は大人になると美人にならず、子供の頃可愛くなかった人は大人になると美人になる。そういうことは確かに言える。若い頃美人だった女優さんはいつまでも美人でいた方がいい。そうでないと本当は美人ではなかったということになる。
 
 女優さんに対する憧れとか恋心を持つとすると、その年齢は10代の初め頃のことではないか。
 東映時代劇の千原しのぶさんとか田代百合子さんには憧れた。観客のためのお姫様であったからである。

 岸恵子さんや有馬稲子さんたちは、美人と思うが憧れにはならない。10代の子供には大人の恋愛映画に自分を投影できないからである。 

 時代劇でも恋愛映画でもなく、気持ちに残る女優さんがいる。新東宝の三原葉子さんと前田通子さん。この人たちは憧れではなく妖艶である。
 大人の女性というものを身をもって教えてくれた女優さんたちである。
 
 男優からはカッコよさ、女優からは清純、美人、妖艶を教えられたが、やはり妖艶が一番いいのではないか、と80近くになっても思う。

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