18日トランプは、ロシアとウクライナの停戦交渉について、どちらか一方が停戦を困難にしている場合、「我々は手を引くだろう」と述べ、交渉の仲介をやめる意向を示した。
誰かトランプに仲裁を依頼した者がいたのだろうか。 自分で言い出して、うまくいけば自分の手柄、うまくいかなければ他人のせいにして放り出す。
「大統領就任後24時間以内に解決する」などと豪語してきたのはトランプである。自分が大統領であればロシアのウクライナ侵攻はなかったとも言っていた。この男は口からでまかせであるから自分の言ったことを覚えていない。
「プーチン、ゼレンスキー、バイデンの3人のせいで数百万人が死んだ」などとも主張する。「私はこの戦争とは何の関係もなかったが、死と破壊を止めるために熱心に取り組んでいる」とも訴えた。(毎日新聞の記事)
開いた口がふさがらない。
トランプ政権は、先月ハーバード大学と関連団体に対する総額90億ドルの助成金などを見直すと発表した。その理由は、トランプ政権の要求を大学側が拒否したことにある。
その要求がひどい。助成金の条件として教職員や学生の考え方を政権側の認める第三者に調べさせることや、学生の取締りの強化、またDEIと呼ばれる多様性などの推進をやめることである。
まさに思想調査。こんなことがトランプ政権によって行われている。どんな考えを持つのも自由であることがアメリカではなかったか。
大学側は「要求は連邦政府の権限を越え、私立大学の価値観を脅かすものだ。いかなる政府も私立大学が何を教えるか、誰を入学させ、雇用するか、指示すべきではない」と批判。
私立大学の助成金をいわば人質のようにして政権の意に従わせようとする。助成金は私立大学にとって生命線。勇気ある抵抗と言える。
日本の交渉も毅然と行うべき。赤澤大臣とトランプが写っている写真を見ると情けない。赤澤大臣が頭をなでられ、うれしそうに起立している小学生に見える。
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