石破新内閣が発足したが、大臣というものがこんなにしょっちゅう変わっていいものなのかといつも思う。
大臣になってから担当省庁の行政内容を勉強するのだろうが、頭のいい人の集まりだからそれでいいのかもしれないが、中には全く関心もないような人もいた。
今回の新閣僚において、防衛大臣経験者の入閣が目立ったようである。石破さん自身も防衛大臣を経験している。
しかし他の大臣もそうだが、防衛庁長官時代を含めて防衛大臣の在職期間が非常に短い。ほとんどの大臣が1年未満または1年くらいである。長くて2年。
女性の防衛大臣もいた。小池百合子さんと稲田朋美さんである。女性の防衛大臣がダメということではないが、「なんで」という印象は否めない。
防衛大臣が、こんなに短い在職期間で、防衛に関する素人が就任するようなことでいいのだろうか、という疑問を持たざるを得ない。
何故かと言えばやはり「防衛問題」だからである。
名前を挙げては失礼になるだろうが、このような人が防衛大臣で大丈夫か、と思わざるを得ない人が過去何人もいたし、事実そういう防衛大臣は国会の答弁などでも全くしどろもどろであった。
日本の防衛問題を、お決まりの「大臣の椅子」という慣れ事で済ませていいものなのだろうか。
世界の軍事情勢は激変している。
ロシアのラブロフ外相が、「核保有国であるロシアと勝利するまで戦おうとするのは無意味で危険だ」などと国連総会で述べている。
プーチンの余裕はそういうことである。
核で脅せばなんでも通る世界になる。北方領土にプーチン、西に習近平、隣に金正恩。日本の平和が不思議である。
シビリアンコントロールを知らないわけではないが、日本のシビリアンコントロールでは、ミサイルが飛んできても結論も出せず、話し合っているだけではないだろうか。
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