同意があったとは同意したことではない

つぶやき

 地検のトップといわれる検事正の職にあった男が検察庁の官舎で、酒に酔って抵抗できない部下の女性検事に性的暴行を加えたとして今年7月起訴された。

 男の名は北川健太郎。65歳。現在は弁護士である。

 北川は、事件当日、飲食店で女性らと検事正就任の懇親会を開いた後、酔って歩けない女性をタクシーに押し込んで官舎に連れ込み、性的暴行を加えた。
 目を覚ました女性に「これで俺の女だ」と述べ、性的暴行を続けたとされる。

 「これで俺の女だ」と言うほどのいい男ではない。ちんけな醜男である。こんな男がするから性暴力となる。二枚目がすれば女性は幸せになる。

 10月の初公判で北川は、「公訴事実を認め、争うことはいたしません。被害者に重大で深刻な被害を与えたことを心から謝罪したいと思います」と述べた。

 きのうの公判で、北川被告の弁護人である中村和洋という弁護士は、
「北川さんは事件当時、Aさん(被害を訴える女性検事)が、抗拒不能(抵抗できない状態)であったという認識はなく、また、Aさんの同意があったと思っていたため、犯罪の故意がありません。したがって無罪ということになります」と主張した。

 「同意があったと思っていたから故意がない」
 愚かな弁護士である。被害女性は同意していないと言っているのである。加害者の思惑一つで故意が阻却されるものではない。

 何をもって女性は同意していたと思ったのか。それを具体的にはっきりと法廷でしゃべったら事は明白になる。
 
 ただあの行為は理性ではないから、女性に不利なこともある。
 こういう裁判のときは、裁判官は女性でなければだめである。
 それも上司に性暴力を受けた女性裁判官でなければ、本当のところの判決は書けないのではないだろうか。
 検察に性暴力があるなら裁判所にもあっておかしくない。

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