医師国家試験

つぶやき

 お医者さんというのは手術をしたとか、重篤な病気から救ってもらったかいう場合は有難みを感じるものであるが、血圧だの血糖値だのというなかなか結果が出ない病気の時は、無愛想な顔につき合わされるだけのことで信頼どころか不愉快になってくるものである。
 何度もこのブログに書いたことだが、近所の医者などは血圧150で他の病院に行ってくれとう。何もしないで初診料だけ取った

 医師国家試験難関試験と言われているが、合格率を調べてみると令和年度の合格率は91.6%となっている。
 医師試験は個人の試験であるとはいえ、出身大学を切り離して考えるわけにはいかない。当然のことながら大学によって合格率に差がある令和年度の試験結果によれば大学別の合格率は最高100から79.2まで結構開きがある。
 合格率100の大学は東大かと思ったがそうではないらしい。東大は例年トップになることはなく毎年90%前後の合格率で順位も50番台と偏差値の低い私立大学の後塵を拝している。 
 
 受験者の9割が合格となれば高い合格率と言えるから医師国家試験はそんなに難関試験ではないということになるが、しかし医者になるため勉強を6年間してきて、言ってみれば最後の総仕上げで1割もの受験者が落ちるということは厳しい試験だということも言える。
 100人のうち10人は落ちる。この10人はどういう人たちなのだろうか。医者に向いていないというとなのか、単に試験に失敗したということなのか、医者になってはいけない人なのか。近所の開業医を見ていると医者になってはいけないと思われるがなっている。試験は万能ではない。
 
 なぜ東大はトップにならないかということについてネットに詳しい論述があった。また、さほど偏差値の高くない私大の合格率が高いことについての「カラクリ」も記載されていた。このカラクリについては、まあそういうことだろう」、と思う内容であるが、東大がトップにならないことについてはいろいろ考えさせられることが書いてあった。
 東大医学部に特に関心があるわけではないが、仕事上で知りあった女医さんの息子さんが東大理科Ⅲ類に合格した時、さんざん東大医学部について聞かされたことがある。とにかくすごいところである。

 学歴は関係ないというが、正直、医者や歯医者の学歴というのは気になるものである。国家試験に合格して医師になるわけであるから知識や技能はみんな同じということになるが、患者の気持ちとしてはそうならない。
 我が町は東京近郊のベッドタウンであるが、まず国立大学出身の医師を見たことがない。ある総合病院の看護婦長さんに言わせると、「医療はなんと言っても東京です」、と言う。
 一流の医者は一流の患者がいるところにいるものである。(了)

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