冤罪事件賠償請求

つぶやき

 「大川原化工機」の冤罪事件に関して、東京地裁は国と都に対して1億6千200万円の賠償を命じた。

 警察内部からも証拠捏造の声が聞こえた事件である。
 1年近く勾留され、保釈は認められず、がんを発症した役員は十分の手当てをすることができず亡くなられた

 検察も警察も自分たちの非を認めようとしない。やはり構造が起こした冤罪事件である。逮捕した役員の人や遺族に対して謝罪すべきだと思うが、多分されることはないだろう。謝罪すると権威にかかわると思っているようだ。

 日本の社会もこういうことが続くと、中国やロシアと変わりがないことになる。国民が安心して生活しているところに捜査機関が突然玄関にやってきて人々を逮捕する。「大川原化工機事件」とはそういう事件である。

 我が家で取っている新聞に、最近重複記事が多いことに気が付く。
 きのうの夕刊に載っていたことが今朝の朝刊にも載っている。都内版とか地方版とかということはあるのだろうが、それにしても以前より確かに重複頻度が多い。

 大新聞の購読者がじり貧であることはよく聞くが、記者たちが退職しているという話もよく目にする。新聞は社会に必要なものであると思うが、衰退の流れを止めることはできないのであろう。

 今年はジャニーズ問題などで報道のあり方が問われた年である。報道は正義のはずであるが、そうとも言っていられないようである。テレビなどは、なにより一番に取り上げなければならないのは芸能事務所の都合であり、人気タレントのご機嫌になってしまった。

 テレビはその影響力の大きさからときとして「異様」を産む世界である。テレビが生んだ異様をテレビがコントロールできないのがこの異様である。

 以前から気になっている異様がある。もともとはまともだったのだが、いつしか異様になってしまった。ある漫才芸人のことである。手が付けられないという状態かもしれない。異様が奇怪になってきている。
(了)

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