あまり書きたくないことだが、スマホのニュースやユーチューブの内容がひどい。
記事の内容にもひどいのがあるが、女性の裸の写真ばかりである。
ユーチューブなど最初に出る画面はそのままポルノである。
こんなに簡単に性的な映像が見られるのなら、その影響はすでに出でいるはずである。先日の新聞にポルノ依存症の記事が載っていた。
生活に支障が出るほどインターネットでポルノを見続けてしまう。サラリーマンや学生など、かなり深刻な問題であるらしい。
こんなに性的刺激があれば若い人への影響が大きいのも当然のことである。
スマホを開けば若い女性がビキニ姿で大きな胸を見せる。
無修正の男女のセックスシーンが満載である。最近多発する性被害の事件に関係がないとは言えないであろう。
人間成長する過程で思春期は当然のことである。社会全体で考えていかなければならない問題だとされるが、社会には考える手立てはないだろう。
なんとかうまくこの時期を乗り越えられたら、というのが大半の親の思いである。
スマホなどの広告を見ないようにするのにお金がかかる、ということを詠んだ川柳があった。(川柳は詠むとは言わないのかもしれないが)
スマホのニュースの広告もひどい。広告の中に記事がある。
「続きを読む」などをタップすると広告である。「歩きにくい人のため歩行練習」などを開いてみるとサプリの宣伝になる。「今後はこの広告を表示しません」などと画面に出るが、次のページには載っている。
なんでも広告、広告の時代である。広告を見ないための広告の品を買うことになる。なるほどそういう時代になったのかと思う。
関東大震災の9月1日が近いせいか南海トラフ、首都圏直下地震の記事がよく載る。
大惨事、悲劇的な惨状、恐怖の大連動、首都壊滅、日本崩壊。タワーマンションの地獄。まだまだあるが恐ろしい文言が並ぶ。
その通りかもしれない。発生すれば何万、何十万という人が死ぬかもしれない大災害が日本に迫っている。
それは今かもしれないし、明日かもしれない。スマホの記事は間違ってはいないだろうが、人々に恐怖を感じさせることがその目的のようである。
「啓蒙しているのだ」そうかな、そうとも言えない気がする。
ウクライナ侵攻で学者や評論家が意見や予想を述べていたが、当たった人がいただろうか。
どっかの国立大学の名誉教授なる人の話などいい加減極まりない。
プーチンはガンでもパーキンソンでもないし、失脚していないし、モスクワに火の手は上がっていない。
つまり何も知らないということである。知らない人が知っているように言うと嘘をつくことになる。
人間嘘をつく必要が時としてあるが、それは知識不足をごまかすためではない。
ニュースは事実を伝えるものであるが、その事実を知ることは誰にもできることではない。
当事者でも何が事実であるか分からない場合がある。それを記事にするわけであるから、新聞などの事実確認は大変な作業になる。
スマホにおけるニュースというのはどうも事実と予想が混在しているように思う。というより予想だらけである。
予想は新聞記事にしてはならないが、スマホでは記事にする。この差はどこにあるのか。
ネットのない時代でも噂話というのは広まった。風の噂ということもあった。ネット記事に予想話が蔓延すると何が事実か人は分からなくなる。
噂話は出処がハッキリしないから噂話であった。これからどうなっていくのだろうか。しかし出処がハッキリしていれば噂話にならないということも考えられる。
「あの教授の言うことだから信用できない」。そういえばウクライナ侵攻は6ヵ月でロシアの負けで終わる、という教授の予想は広まらなかった。(了)
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