儀装馬車はどう見てもおかしい

つぶやき

 秋篠宮家の長男悠仁親王の成人式が行われたようだ。
 新聞もテレビも報じているのだから「成人式が行われた」でいいはずだが、成人式に参加したわけではないからそんな言い方になってしまう。

 悠仁親王は皇位継承順位2位である。
 もうすこし賑やかでもよかったのではないかと思うが、あまり派手でも批判がある。

 台風一過の晴天の下、皇居前広場には日の丸の小旗を持った人たちが集り、悠仁親王が乗った車が皇居に入る際には、「万歳万歳」と声を上げる人の姿も見られた。

 都内の会社員女性(40)は「大きく成人になられた姿を見られて感激です。車から手を振る姿もしっかり見ることができてよかった」と声を弾ませた。
 
 都内の会社員男性(23)は、「成年式をニュースで知り、成人になられた姿を楽しみに訪れた。一歩ずつ歩んでいってほしい」と期待を寄せた。

 私が皇居に行ったわけではないし、このような声を聞いたわけでもない。以上の3つの文章はヤフーニュースの転載である。

 成人式について私には関心のないことであるが、こういう人達がいるということに、世の中は広いものだと思う。悠仁親王の成人がどうでもいいということではない。

 悠仁親王も秋篠宮も国民に好かれればいいことである。皇室典範が改正されない限り、お二人ともいずれ天皇になる人である。

 皇位継承に関心があるわけではない。皇室の行事に使われる儀装馬車と、それに騎乗する衛兵と言うのか宮内庁職員と言うのか、その人たちの服装が気になるのである。

 あの馬車は日本のデザインでない。馬車の騎手も、後方に乗っている護衛のような人たちの服装も日本のものではない。
 
 正確には判らないがイギリス王室の真似事のように見える。ハッキリ言ってしまえばまるっきり真似である。
 
 今日はその馬車の中に、烏帽子というのかなんと言うのか、そういうものを被って古来からの装束に身を包んでいる悠仁親王の姿があった。

 その姿がとても不思議に見えたのである。なんでダイアナ妃が乗っているような馬車に悠仁親王が乗って手を振っているのか。

 皇室のパレードは、昔ながらの牛車とか、日本産の足の短い農耕馬がひく馬車がいいと思うのである。

 皇室が西洋の様式を取り入れる必要など全くない。皇室は日本そのものである。皇室の儀式は古来からのものだけにすべきである。

 念のため、私は右翼ではない。草野球では9人しかいないメンバーの不動の右翼ではあった。
 
 儀装馬車の騎手や馬車の後ろに護衛のように乗っている人達が被ってる白いふさふさとした帽子。こんなみっともない屈辱的な姿はない。イギリスの近衛兵というのとまったく同じではないか。

 西洋の文化を取り入れて、近代化を進めたことを否定するものではない。

 しかしなぜ日本人の精神の根本という皇室に、西洋を真似た馬車が存在するのか。あのアホな鹿鳴館と変わらない。
 
 何度も書いてきたことであるが、明治の初頭、ドレスを着てワルツを踊れば西洋人と同じになると日本人は考えた。

 基本的に変わっていないのである。その辺を人民服からスーツに着替えた中国や北朝鮮に馬鹿にされる。

 彼らがスーツを着られるようになったのは日本の経済協力のお陰である。
 人から受けた恩はなによりも大切にすべきと教えざるを得ないような国であるから、人から受けた恩を大切にしない国である。

 中国のことなどどうでもいいことであった。
 
 あの儀装馬車。あれでいいのかなあ、と何度も思う。

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