余計なお世話と言える人生ではない

つぶやき

 昨年50年連れ添った夫が亡くなったという女性のブログ。
 他人様のブログは、喉頭がんの闘病記は別としてあまり読まないが、どういうわけかたまたまこのブログが目に留まった。

 連れ添って50年と言うのだから、20歳で結婚したとしても70代の女性であることは明らか。

≪以下引用文≫
 頑張って一人で生きていくと思っているのに世間の余計なお世話。
 他人の世話になりたくない。
 まだ健康だし1人で買い物だってできる。
 1人で生きていく元気はある。
 緊急連絡先を届けるほど、くたびれていないです。

 それを寄ってたかって万が一の時とか、一人で倒れて数週間気づかないような事態になった時困るから…。

 いいんです。自分が好んでそういう生き方をするのですからほっといて欲しいのです。
 周りが困るとか言う言葉が白々しく聞こえてしまうのは間違った考えでしょうか。

 優しさの受け売り。面倒見ているという優越感。それを感じてしまうのです。
 私はひとりで生きていける。大丈夫だと。そういう女性(高齢者)もいるんだと受け入れて欲しいというか理解して頂きたいのです

≪これで引用は終わり≫
 この人は全く人生というものが分かっていない。亭主が死んだら一人で生きていくのは当り前。元気なら誰でもやっていることである。

 しかし人間は、一人で生きていくことはできるが、一人で死んでいくことができない、ということに対する理解がない。

 多分世間知らずのお姫様のような人なのであろう。
 「いいんです。自分が好んでそういう生き方をするのですからほっといて欲しいのです」
 ほっといてもいいが、そこら中ハエがたかるような死に方は近所迷惑なのだ。

 「周りが困るとか言う言葉が白々しく聞こえてしまうのは間違った考えでしょうか」
 何が白々しいだ。間違っているに決まっているではないか。

 「緊急連絡先を届けるほど、くたびれていないです」
 ふざけるんじゃない。緊急連絡先として届けられた者がどれだけ迷惑をするか。
 くたびれているかいないか、自分では分からないうちに病は突然来るものなのだ。

 この女性、人間なんのために歳をとるか、ということがなにも分かっていない。
 他人のブログに感想などを述べることに全く関心がないが、この人の文章には我慢がならない。

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