田久保市長は伊東のジャンヌ・ダルクと呼ばれたそうだが、市民のために戦っているのだと言うのなら、学歴詐称は情けない。しかし市長のこととは関係がないが、人口わずか6万人ちょっとという伊東市の市庁舎の立派なことには驚く。
市議会を解散した理由を、「重要な議会での審議や採決が初日で放棄された」として市議会に審議停滞の責任があるとした。そのため「市民に信を問うべきだと考えた」と述べている。まあぬけぬけと。
審議停滞の原因は田久保市長の学歴詐称問題にあるのだが、もちろんそれに対する発言は一言もない。
議会の解散は、地方自治法で定められた首長の権限ではある。
だが、この規定は、政策で対立した際に、議会構成を変えるために行使することなどを想定したもので、今回の事例に適用するのはおかしい。だから審議停滞の責任は議会にあるとした。
この解散に関して大新聞はどのように評価するのかと思っていたら「読売新聞オンライン」に記事があった。
「議会解散の判断は、筋違いだと言わざるを得ない」
「自分に非があるのに、一向にそれを認めず市政を混乱させている」
「市議会が不信任決議を可決したのは、田久保氏の対応が著しく誠実さを欠いてきたからだ」。
「長年、除籍を知らなかったなどの説明は到底理解しがたい」
天下の大新聞も攻めあぐねている。
兵庫県の斎藤知事もそうだが、常識を外れた行動に対しては常識的な批判しかできない。
自民党総裁選が動き出した。新聞によれば小泉・高市の争いになるそうだ。どうしてそういうことになるのだろうかと不思議でしょうがない。
小泉と言えばあの進次郎のことではないか。いつもケチョンケチョンに言われる進次郎がなぜ有力なのか。
高市と言えばあの高市早苗ではないか。どうしてあの極右の女性が有力なのか。
立候補を予定している人にはずいぶん優秀な人もいるらしい。その人たちがなぜ有力にならなのだろうか。
自民党総裁は内閣総理大臣に選出される可能性が高い立場である。
何を基準に総裁選びがされているのか。
適任者を選ぶのではなく、利権のために選んでいるようだ。
麻生さんがキングメーカーのように動いている。昔から嘘をついたり人の悪口を言うと口が曲がると言われてきた。
そんな話を思いだせる人である。
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