カムチャッカ半島の地震が、日本でなくてとりあえずよかった。
このところ我が住む町に揺れがない。毎晩布団に入るたびに、朝まで寝て大丈夫だろうかと思う。
日本の都会はどこもかしこも人口密集地。立派な高層ビルが立ち並んでいるが、なにかあればどういうことになるのか。
地震から命を守るには、逃げる場のあることに尽きる。家から飛び出して、そこに広い空き地であればまず助かる。都会ではもちろんそういうわけにはいかないから助からない。
今日は7月最後の日。1年で一番熱い時期だが、こう連日暑くては、1年で一番熱い時期という言い方に実感がない。
暑さには全く関係のないネットの記事のこと。
一流商社を65歳で定年退職し、数千万円の退職金を手にして、人生初めての自由を満喫すべく、奥さんと共に今までできなかったことを行動に移す。
海外旅行、国内旅行はワンランク上の宿。高級レストランでの外食。子や孫への援助。家のリフォーム。
今まで仕事一筋、これくらいの贅沢をしても人生のご褒美。
年金は月にして24万円ほど。それでは足りず、毎月10万円ほど預金から引き出すことになる。
そんな生活を2年程続けて、老後資金が足りなくなることに気がつく。
「こんなはずではなかった」というのが決まり文句。
こんな話がネットに多い。老後がうまくいった人の話では面白くない。どうしても破綻させなければ、という意図があるらしい。
しかしありえない話ではない。老後資金に何億もの資金を持っていれば別。5千万や1億くらい持っているからと言っても、生活の仕方によってはアッというままに無くなるもの。預金というものは、収入があってのものである。
老後のための貯えというものと、現役時代の貯えを一緒にしてはダメである。
入ってくるものが少ないないということに、小心であった方がいい。
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