きのうは内科の定期検診。ヘモグロビンA1cは前回2か月前より0.4ポイント下がり、血圧もかなり下がっていたが、糖尿がある場合はもう10ポイント下が望ましいという医者の話。アイスクリームを我慢した甲斐はあった。
前回の血液検査の数値も出ていて、膵臓、腎臓などの機能に異常はないが、少々肝臓の数値が高い。
酒を節制すれば数値はすぐに下がりますと医者が言うので、たいしたことはないと思うが、酒の節制はちょっと困る。
まあいろいろとガタがきていることは間違いないが、今のところまだ元気だということか。悪くなればどんな名医にかかっても、ゴロゴロと坂を転がるようなことになる。
「人生は持ち駒」という言葉があったような気がするが、なかったかもしれない。
将棋では相手の駒を取って、それを自分の駒として使うことができる。捕虜を使って相手を攻めるということだが、チェスにはそういうルールはないらしい。当たり前のように思っていたが、不思議な気もする。
持ち駒は対局の中で取るものであるから、最初から持っているものではない。
しかし「いい持ち駒に恵まれた人生のスタート」という言い方もあるようだから、持ち駒とは人生における運とか環境とかいうことを意味することになる。
持ち駒は誰でも持っているものであるが、どういう持ち駒を持っているかで人生は幸せにも不幸にもなる。特に女性はいい持ち駒を持たないと貧しい人生を送ることになる。
持ち駒には使い果たすということがある。使い果たす前に勝ってしまえばいいのだが、人生はそううまくはいかない。使い果たした後の人生が長い。できることなら持ち駒を使い果たすことなく人生を終わりたい。
私の人生、持ち駒が少ないのに使い果たすことが多かったから、持ち駒を取ることと使い果たすことの繰り返しであった。
持ち駒の質を考えなければこれを増やすことは難しいことではないが、年齢とともにその機会も狭まってくる。
最後の持ち駒と思われるものを取得した時、もう後がないと覚悟した。
人生間に合うか、間に合わないかということになる。
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