これだけすべてが圧縮された時代である。いろんなところでひずみが生じても少しもおかしくない。
しゃぶしゃぶ料理のチェーン店が、従業員に24時間勤務をさせたということで問題にされている。この店は以前牛肉の品質を偽装したことがあった。
どんな法改正をしてもしょせんは力関係。働くものは弱い。いつでもくびにできる雇用システムを国が作ってしまった。サービス残業など経営者から見れば当然のことなのであろう。
私は英会話ができないが、トランプ前大統領の演説を聞いて、英語はなんと汚い響きの言葉なのだろうかと思う。
彼の発音や、話の内容、話ぶりの下品さがそうさせるのであろうが、どうしてあんな人が大統領になったのであろうか。議事堂への乱入。あれは誰が見たってトランプの扇動である。
安倍前首相が亡くなられたことには言葉もない。しかし生前の安倍さんにはいろいろと疑問が多い。
安倍さんは2度目の首相の座に就いたとき、以前とは全く違う行動をとる。それは最初の首相を辞任して社会を眺めたとき、国民は愚かで忘れるものだ、ということを実感し確信したからではないかと思う。
今まで国民の理解は得られないとされていた法案が次々と成立していった。そのたび安部さんは「国民の皆様に丁寧に説明する」と言っていたが一度もなされたことはなかった。国民も安倍さんの読み通り全部忘れたようだ。
李明博氏といっても分かりにくいが韓国の大統領であった人である。今日の新聞で、恩赦が延期になった、という記事の写真を見て思い出した。
しかし韓国の大統領はどうして退任後逮捕され、投獄されることになるのだろうか。一国の大統領を務めた人である。大統領は悪いことをするのか、新政権が犯罪者に仕立てるのか。どちらかであることは間違いない。
「男はつらいよ」 この連作映画は今でもテレビで放送されているようだ。
第1作は私がまだ学生であった。よく練られた面白い映画である。しかし、こんな人がそばにいたらいやだな、という気持ちが残る映画であった。何回目かのシリーズの後、見ることはなくなった。
山田洋次さんという監督はパッチワークの名人のような気がする。いろんなエピソードを引き出しにしまっておいて、そのつなぎ合わせがとてもうまい。
テレビはニュース以外あまり見ることはないが、漫然と見てしまうこともある。それにしてもコマーシャルだらけである。
民放はそれが商売だから仕方のないことであろうが、突然ニュースの途中でコマーシャルに切り替わることがある。
視聴者よりスポンサーが大切なことはよく理解できる。しかし報道に携わる者の責任、などという言葉が嘘であることもよく分かる。(了)
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