橋幸夫さんは今年82歳。アルツハイマー型認知症を発症していると公表した。認知症が身近なものになってきたことを教えてくれる。
私が中学2年のとき潮来笠でデビューした。同じクラスの成績の良くない女子生徒が、キャッキャと騒いでいたのでよく覚えている。
そんなにいい男とも思えなかった。あの時代なんで股旅演歌だったのか。
橋さんの母親も認知症を患い、橋さんが長年看病していた話を読んだことがある。認知症は遺伝なのか。だとすると心配になる。
FMで大橋純子さんを聴く。2018年、早期食道ガンと診断され、翌年治療を終えて活動再開したが、2023年3月再発を公表。その年11月9日に73歳で亡くなっている。
5年経てば寛解のはず。ガンは治っても治っていない。藪医者だったのか。同じ病を持つ者として気になる。
我が家の4、5軒先のオヤジさんが電動車椅子。私より4歳くらい若い。
楽しそうに近所を走っていたから結構楽しいのであろう。幼児の三輪車のようなものなのだろうか。子供に帰るという言葉もある。
昨年の秋ごろ亡くなった近所のお節介婆さんのご亭主がガンを発症し、退院後施設に入居。家は空き家となり、娘さんが「町会費は払う必要がありますか」と尋ねる。
近所の顔見知り程度の知り合いが、痩せたダチョウのような姿で歩いていた。悪い病に侵されているのは間違いない。
同じ近所の、少々私と行き来のあった人が、糖尿からかほとんど歩けない姿に遭遇する。奥さんに手を引かれてソロリソロリと歩く。
いい加減な男でも女房に恵まれ、運のいい男だと思う。
今年3月妻を亡くした男性は、大分痩せてしまった。90歳に近いと思うが耳も遠く、近所の人の心遣いも行き違いになるようである。
一段と季節が深まるというが、我が町も一段と老いが深まる。
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