「プーチン大統領圧勝5選」=得票率過去最高87%=
こんな見出しが先日の新聞の1面に載ったが、独裁政治を行っているプーチンに選挙は必要なのであろうか。
そもそも民主国家において大統領が5選ということがおかしい。民主国家であることを示したいということであろうが、もはやロシアを平和国家と見る人はいない。民族として領土に対する異常な執着があるようだ。
北方4島の返還を日本は問題にしてきたが、ロシアにすれば不凍港を手放すはずがない。返還どころか古来からの領土と思っている。恐ろしい民族である。
ウクライナ支援がどうもうまくいっていないようだ。フランスのマクロン大統領は支援の重要性を訴えているが、その後どうなのだろうか。
もしプーチンが勝つことになれば、すべての均衡が破られることになる。NATOというのも何の力もないことを世界に示すことになる。
プーチンの核の脅しに腰が引けている。すべてプーチンの思惑通りになってしまう。合議体は弱く、独裁は強く正しいということを世界に示すことになる。
アメリカの大統領選も実に情けない状態である。これがアメリカなのであろうか。
日本、イギリス、イタリアの国による新しい戦闘機の開発が始まったという。
珍しい組み合わせだなと思うし、日本が戦闘機を作るというのもあまり馴染のある話ではない。
それにこの戦闘機を第三国に輸出するという話もある。そのことについて与党内部に対立があったというが、結局いつもの通り公明党が妥協して決着したということになっている。
公明党すれば一定の歯止め条項を自民党に認めさせたという手柄話になる。
平和憲法を有する国が戦闘機を作って外国に売る。理解を超えている。
プーチンや戦闘機の後に天皇について書いては恐れ多いことであるが、きのう天皇ご夫妻が能登半島地震の被災者を見舞われた。平成天皇も美智子妃とともによくお見舞いに出かけられていた。
新聞の写真を見ると被災者の人たちは椅子に座っているが、天皇は膝を曲げ、雅子妃は床にひざをついていた。
天皇が庶民にひざまづいているわけではないが、ひざまづいているように見えてしまう。これでいいのだろうか。
側近の人が椅子を持って天皇の後についていけば、どこでも椅子に座って話ができるのではないだろうか。
「国民に寄り添う」ということは良く判るが、庶民が天皇を見下ろすのはどう見てもよろしくない。
今日は「彼岸明け」とカレンダ―にある。昔はよく法事の話を耳にしたものだが、考えてみれば親戚がみんないなくなってしまった。私自身もあまり関心がない。墓参りも行ったり行かなかったりとなっている。
先祖供養は現世を生きる人にとって大事なことであるという話はよく聞く。
農業などでは先祖に感謝ということが実感できると思うが、勤め人とか先祖には全く関係のない仕事についているのであれば、先祖に感謝という意識は持ちにくい。
死んだ親に対して「あうしてやればよかったな」という後悔の気持ちばかりである。(了)
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