箱根駅伝のファンではないが、毎年なんとなくテレビを見ている。
私や息子が出た大学が出場することがあるが、見ていて特に母校愛が湧くということもない。若い人たちが走る姿は見ていて気持ちがいい。
どうして駅伝というのだろうか。駅が関係しているわけでもない。当然何かいわれのあることであろう。
一般道を使うことから時間的な制約があり、そのため繰り上げスタートということが行われる。
「タスキがつながらない」ということが駅伝においては重大なことのように言われるが、失格ということではないということを知ってホッとした。
しかし区間ゴールの数十メートル前で疲労から転倒し、なんとかタスキをつなごうと必死に立ち上がる姿には感動がある。駅伝には日本人好みの悲劇性がある。
今年も青学が優勝。8回目の総合優勝だそうである。すべて原という監督さんが就任して以後のことらしい。
原監督はテレビで何度が拝見したことがある。弱小チームを強豪チームに育てるということであれば強面の人を想像するがそんなことはない。ハンサムで穏やかそうな人である。
弱いチームが強いチームになったということで思い出すのは、なんといってもバレーボールの大松監督である。東京オリンピックで、世界一強いと言われたソ連にストレート勝ちして金メダルを日本にもたらした。
女性の敵と批判されるほどの特訓が何度もテレビで放映されたことがある。ある選手はあまりの過激な練習に、大松監督に食って掛かるシーンが映っていた。見方によっては異常な練習風景であった。
スポーツというものは監督や指導者次第ということを知らされる。
高校サッカー選手権という大会があるのを知ったのは、孫が予選会に出場していたからであるが、正月にトーナメントがあるとは知らなかった。
きのう、明秀日立と帝京戦の最後の頃から見ていたら、延長戦ではなくPK戦であった。
母の故郷が茨城だから明秀日立を応援したいが、PK戦を見るのはつらい。この試合の結果は夜のニュースで見ることにして、テレビを消した。
帝京は優勝候補だったようだが、PK戦で負けては泣くしかない。いつも思うが延長戦をやればいいと思うがなぜやらないのか。PK戦は丁半博打のようなものではないか。未成年者がやるものではない。
ともかく、若い人たちのスポーツに、勝ち負けがあるというのが見る者には辛い。日本人同士のスポーツには勝ち負けがない方がいい。
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