きのうイチジクを買いに川島町に出かけた。
このブログを書くためにイチジクの表記を確認したら、イチヂクではなくイチジクとなっている。漢字では無花果と書くそうだ。
日本固有の植物ではなく、17世紀の初めに中国から渡ってきたもので、無花果という中国名を訓読みにしたのがイチジクということらしい。どう読めばイチジクになるのか不思議である。
であればイチジクでもイチヂクでもいいはずだか、ジとヂを使い分けているのには何か訳でもあるのだろうか。
私の好物ということではない。どうもイチジクにはいい印象を持てないのである。そのためか食わず嫌いということになる。
ということであるから、イチジクを買いに出かけたのは、私のためではなく家内のためである。
生ハムと合わせると絶品という。私はこのようなしゃれた食べ物が分からない。
このところますます食に対して保守的になっている。知らない味に挑戦しようという気がない。やっぱり古い人間なのであろうか。鶴田浩二と同じようなことを言うようになってきた。
川島町は埼玉県のほぼ中央にあり、面積の6割が田畑という町である。
田んぼの景色が美しいが、イチジクの産地としても知られている。
江戸時代、川島町の米はお蔵米として川越藩に献上されていたという。
きのうは新米の発売日であったのか、9時半の開店と同時にJAの農産物販売所は大混雑であった。コメ不足の折、待ちかねた発売日だったのか。
イチジクを3パック買い、黄色くなった田んぼを眺めながら帰路についた。
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