久しぶりの雨。やれやれと思う。
乾燥注意報が出っぱなしで、各地で火災が多い。
高齢者の死亡が伝えられる。ストーブのつけっぱなしか、タバコの不始末か。「性別不明」などという記事があると怖くなる。
きのうの新聞に、「孤独死に対する行政の対応」が掲載されていた。全国共通のルールはないらしい。
身寄りのない人の死はこれからますます増える。行政の負担も増える。
6親等内の血族を親族というが、親族全部に相続権があるわけではない。
そのうち、孤独死した人の携帯電話に登録されていた者は、遺体引き取りと葬儀を行う義務がある、という法律ができる、と思う。空き家問題と同じである。
行政は自分に不利益が生じると、国民にその不利益の解消を転嫁する。
成年後見制度の問題がこのところ指摘されている。何のための制度なのかという、利用者には憤懣やるかたない問題であり、制度としては情けなくみっともない問題である。
制度によって保護されるべき被後見人とその家族の生活が、後見人を選任したことによって不利益を受けているということになっている。
後見制度というのは、「仏も作らず、魂も入れず」という制度である。
世の中の何も分かっていないような若い弁護士や司法書士たちの、開業時仕事がなく金もない時の、こずかい稼ぎのようなものである。
行政書士まで関与しているというのだから、救いがたい制度である。
士業というのは行政のためにある職業で、国民のためにあるものではない。
弁護士や司法書士に頼んだらうまくいくと思ったら、とんでもない目に遭うことがある。みんな誤解させられているのである。
蜂が飛んでいると業者の話に騙されて、巣の撤去を依頼したら180万円請求されたという話があった。
「水のトラブル何千円」と思っていたら、何十万円とられたという話はしょっちゅうである。
騙され、脅かされる時代になったのである。
金を持っている老人は騙される。騙されて金を盗られても、国も警察もどこも助けてくれない。
「騙される方も悪い」と警察はよく言ったものであるが、「騙される方は何も悪くない」のに、まったく救われないのが現代の騙しである。
犯罪は、怨恨や痴情のもつれのような動機があって起こるものである、と考えている捜査手法では、現代のワルを捕まえることができるはずはない。
「足で捜査する」時代ではなく、「キーボードで操作する」時代である。その辺、警察は分かっているのだろうか。
「わっかるかなぁ?わっかんねぇだろうなぁ」というある芸人のフレーズを思い出した。名前は思い出せない。
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