よく不祥事が続くものだ

つぶやき

 岸田内閣の支持率がさらに下がったという話を聞くが、そうならなぜ自民党は岸田内閣の支持率を上げるための行動をしないのだろう。自民党の総裁に選んで、国会で総理大臣にした人ではないか。
 「あの総理では選挙は戦えない」は耳にするが、「あの総理を支援しよう」という話は聞いたことがない。

 法務省の副大臣や文科省の政務官が選挙法違反や女性問題で辞任したばかりだが、今度は財務副大臣の税金滞納問題が報じられた。滞納は1回ではなく4回だそうだ。
 参院の財政金融委員会で滞納の事実を認めたということだが、「引き続き職務の遂行に全力を傾注する所存だ」と述べたらしい。しかし引き続き職務を遂行してはまずいだろう。

 財務副大臣の税金滞納である。税理士でもあるらしい。1日も早く辞任したほうがいい。法律違反や女性問題を起こしたり、税金を滞納するような人ばかりが政治家とは思わないが、こうも不祥事が続くとそういう人ばかりなのかもしれない。しかしひどい話である。

 第2時岸田内閣が発足した時、副大臣26名、政務官28名のうち女性は一人もいなかったが、文科省の政務官の辞任によって後任に女性の政務官が登用されたらしい。
 男は不祥事ばかり起こすから女性をもっと登用すべきだと思うが、登用すれば差別発言を反省もせず繰り返す議員もいる。女性議員には女性議員らしい不祥事のやり方があるようだ。

 子供担当相とかいう女性大臣が、親に事務所の家賃を払ったとかでこれもまた国会で取り上げられている。世間によくあるみみっちい話である。野党にとってはそれも大事な追及かもしれないが、結局揚げ足取りのようなものである。こんなことで岸田政権を正したことになるのだろうか。野党ももっと建設的な議論をしたほうがいい。

 政治家の不祥事には誰でも同じような感想を持つ。市井の老人が政治に文句を言っても何も始まらないが、政治批判は呼吸のようなもの。これをしなければ生きているとは言えない。

 食事の場で政治談議をしないことが社会常識とされているが、それはそれで理解できることである。しかし就職の面接で「支持政党なし」と答えるのが模範解答とされているのは残念なことだ。
 
 昔おかしいと思っていたことが、今確実におかしなことになっている。おかしなことが政治的に力を持とうとしている。(了)

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