もうちょっと生きていたい

つぶやき

 昼頃から関東地方に警報級の大雨注意報が出るが、今のところ(午後8時)我が町に雨はない。

 今日も暑い一日であった。猛暑日の記録を塗り替えたらしい。
 家内は絵の会。ひとり車で近郊を走る。目的があってのことではない。いつもの通り何も考えなくていいのがいい。

 2時間近くドライブをして家に戻ると家内が玄関にいる。いつもより帰りが早い。2時過ぎから豪雨になるということから早い解散となったらしい。
 家の鍵を持っていなかった。早めに帰ってよかった。

 絵の会の友人のご主人がきのう胃がんの手術。今日から院内を歩いているという。

 75歳くらいの人らしいが今まで入院の経験はないという。人間歳をとると健康ということは自分ではどうしようもできないことであることに気づかされる。

 先日敬老の日に娘が買ってきてくれたビールをまだ飲んでいない。この2、3年ビールを飲むことがない。血糖値を気にしてのことである。
 
 私の好きな銘柄。4日も冷蔵庫に入れっぱなしだったからよく冷えている。
 「うまい。うますぎる」。埼玉銘菓という饅頭のCM。
 娘がまだ幼いころからこのCMは流れていた。「古い。古すぎる」

 「馬上の二人」という映画でジェームズ・スチュアートがビールを飲むシーンがある。椅子に座り、長い足をテラスの手すりに乗せてビールグラスを手にする姿がなんともカッコよかった。

 少々酔って相撲を見る。ちょうど幕内力士総勢の土俵入り。私はこの土俵入りがものすごく嫌いである。
 大勢の男たちが、前は化粧まわし、後はケツ丸見えのふんどし。笑ってしまうと言うより恥ずかしい。

 まだ明るいうちから酔眼で相撲を見る。行司は何のためにいるのだろうかと、いつものようにひねくれた見かたをする。

 ひとり派手な衣装を着て土俵を動き回る。というより逃げ回っている。その動きが情けない。
 勝敗がつけばサッと軍配を上げるが、物言いがつけばその判定はひっくり返る。
 
 そうであるなら勝敗の判定は最初から土俵下の審判員なる者に任せておいて、行司などはいらないのではないか。

 近藤正臣さんはその後どうしたかなと思う。郡上八幡での一人暮らし。
 
 「もうちょっと生きてみようかと思う。…軽くね。…一生懸命とかじゃなくて」

 暑くて、いろいろ検査があって、言葉の足りなさもあって、つたえ歩きしかできなくなって、筋肉トレーニングが足りないと責められて。

 高齢者はみんな、「もうちょっと生きてみようかと思う」と思って生きているのである。  

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