写真を何枚も取り入れたプログもなかなかいいものだと思うが、私はそのやり方を知らないし、プログ掲載も娘に原稿を送るだけのことで、掲載の作業は娘がやっている。
つじつまの合った文章を書くことを課題としてブログを書いている。
表題の写真は川越市の東部にある伊佐沼の風景である。農業用水として使われているが自然沼である。関東では印旛沼に次いで2番目の広さであるという。冬場はかなり水量が減るが、きのうは久しぶりに満水の伊佐沼を見ることができた。
この周辺は広い畑があることから空が広い。都内ではもちろん、郊外に住んでいてもこのような広々とした景色にお目にかかることはない。
昨日は気温も上がり実に気持ちのいい時間を過ごすことができた。
沼の端に「田舎うどん」と看板を出す店がある。何度か行ったがいつも休業日であった。昨日は幸いに古い農家を店にした田舎うどんにありつくことができた。
コシのあるうどんが好きである。田舎うどんというのはコシには全くこだわらないようで、満腹感だけでこの店を出ることになった。
昨日は東海地方の2人の町長が辞職会見を開いた。1人は愛知県東郷町の井俣憲治町長。もう一人は岐阜県池田町の岡崎和夫町長。いずれもセクハラ、パワハラである。
町長辞任といえばつい最近もあった気がする。思い出せないので調べてみたら岐阜県岐南町の小島英雄町長。やはりセクハラやパワハラである。涙を流して会見していた姿を思い出した。
昨日は衆議院議員の宮澤博行氏も辞任したはずである。「処女卒業のお手伝いします」と出会い系サイトに掲載したと言われている。
「日本は一体どうなっているんだ」、と叫んだところでなんのこともない。
しかしひどいセクハラ、パワハラのようである。「死ね」「ポンコツ」「まだ妊娠しないの」「鳩より脳みそが小さい」
町長の辞職ということは地方の衰退ということである。町自体が冷え切っているのである。職員も働く意欲も持てないであろうし、能力を発揮する場もないのではないか。何もしたくないから町役場の職員になったという人もいるはずである。
町長という立場から見ると、「どいつもこいつもバカばっかり」ということになるのかもしれない。辞職した町長たちを弁護する気はさらさらないが、彼らも町の行政というものに何の展望も持てなかったのかもしれない。
私より20歳年上のいとこが、長いこと茨城県のある町の町会議員を務めていた。議長も経験したようだった。
職務上の利権だったと思うが、弟を営団地下鉄に就職させ、娘婿を町役場の職員にし、息子を日大に裏口入学させた。
海外視察と称して何度か外国旅行をしたが、それを自慢するようであった。
78才で亡くなったが晩年勲章を欲しがった。叙勲というのであろうか。
現役の議員では叙勲の対象にならないことを知って議員を辞めてしまった。
どんな種類の褒章だったのかは知らないが、めでたく受賞することができた。
受賞後しばらくして、受賞したことを知らずに訪ねたことがある。
いとこは親戚や近所の人たちに配ったと思われる受賞記念品セットとなるものを「持って行ってくれ」と私に渡した。
何の役にも立たない物ばかりであったが、でも1枚きれいな風呂敷があった。女房に、「これよさそうじゃないか。使ったら」と渡したら、「ポリエステルじゃないの。人にあげるようなものではない」と見向きもしなかった。
最後まで大したことはやってこなかった議員さんであった。
村の議会も、町の議会も、市の議会も、県の議会も、そして国の議会も昔のままの通りやっているだけで時代に対応していない。どうするのであろうか。
でも空は青く広い。(了)
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