その後の女性の生活

つぶやき

 家内の友達で夫を亡くされた方は何人もいるが、大企業のようなところに勤めていたご亭主の奥さんと、中小企業や自営のご亭主の奥さんとではその後の生活はもちろん違う。

 中小企業や自営の人でも成功した人は多いが、一般的には大企業に勤めていた人の方が確実に豊かであるということを前提としてのことである。

 このブログに以前書いたことのある家内の高校時代の同級生のご亭主は、日本のトップ銀行に勤めながら若くして銀行を退職し、不動産屋を始めたが、うまくいかなかったのか50代で自殺してしまった。

 この20日に乳がんのため入院したそうだが、ご亭主が亡くなられて以来、安いアパートに一人住まいをしている。息子さんはいるがお嫁さんと合わず、経済的にずいぶん苦労をしてきたようだ。

 そんな話を家内がある友人に話すと、「その人働けばよかったのよ」という答えが返ってきたらしい。
 その通りかもしれないが、彼女の性格か、働きに出るという考えはなかったようだ。生活が苦しいまま何十年も過ごし、今病を得てしまった。

 「働けばよかったのよ」と言った女性のご亭主は、60代の後半に脳梗塞か心不全か詳しいことは知らないが、奥さんと買い物先で別れて一人で自宅に帰り、玄関で亡くなっていた。

 ご亭主が亡くなられた当初は、それまでの彼女とは思えないほどの取り乱しのようであったが、今は落ち着いた生活をしているようだ。ご亭主が亡くなられて10年が経つ。

 この女性が働きに出たということはなかった。
 ご亭主は大企業中の大企業という会社に勤めていた。定年後も関連会社に勤め、普通の定年者とは違う報酬を得ていたようである。
 退職金も高額。多分年金は最高額ではないだろうか。それに手厚い企業年金があるはずである。
 もちろん貯えもあったであろうが、子供達や孫に対するお金の使いっぷりは地味ではない。

 ご亭主を亡くされた2人の女性の、その後の生活に大きな差がある。
 理由を考えるまでもなく、大企業に勤めていた人と、自営に失敗した人の違いということである。

 あらためて、残された女性の老後の生活は亭主次第ということを思わざるを得ない。結婚相手を選ぶということはそういうことになる。

 好きで結婚して、亭主がお金を残したらそれが一番いい結婚ということになる。
 
 好きでなくてもお金持ちだから、という理由で結婚する女性がいるが、正解である。お金があれば嫌いになっても我慢ができる。

 初級公務員の年金が目当てで結婚する女性もいる。結婚相手としての望みは低いが、公務員の年金は高額である。自分の容姿と相談すれば大正解ということもある。 

 夢を追うような男との結婚が最悪ということになるが、若い頃はそのことに気がつかない。
 いつまで生きるのか分からなくて、お金が無かったら大変なことだろうなと思う。

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